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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)16:39

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もしもオレが

2009/05/04(Mon)00:34

いつもの焼き鳥屋、大吉で呑んでた時のことだ。

その日の有線は、いつもと違うチャンネルに合わせられていて、洋楽邦楽のちょっと古めのからものすごく古い曲までがごちゃ混ぜに流れていた。


「懐かしい曲ですね」
洗いものをしながらバイトのまろたろうちゃんが話しかけてくれた。

「えー、この曲知ってんの?」
確か、この曲が発表されたのはずいぶん前で、それこそまろたろうちゃんが生まれる前とかじゃなかったっけ。いやまあ、名曲だと思うし、確かにスタンダードナンバーっぽくあちこちで使われているけれど。

「知ってますよ。何かのドラマで使われてませんでしたっけ?」
「あー、そうなんだ。それこそ知らんかった」

我ながらテレビの話題には弱いなあ、と思いながら前々から考えてたことを聞いてみた。

「じゃあさ、この曲の、サビの部分の歌詞、分かる?」
「・・・分かんないですよ」
「ええと、たぶんさ、『I just call to say I love you』だと思うんだけど、意味知ってるかな、と思って」

完了形の可能性や過去形の可能性も考えたけど、そこまで聞き取れてなかったんでテキトーに言ってみました。先ほどググったら、『called』だったみたいです。

「call・・・呼ぶ?・・・私は愛してると叫ぶ!」
「いや待て、callには他にも意味があるだろう。てかto sayを無視すんな。to不定詞の3つの用法あったじゃん!名詞的用法形容詞的用法副詞的用法!」
「日本語に聞こえない・・・」

とかなんとかありまして。

「いやまあ、アタシも歌詞カード見た訳じゃないんですけど。多分、『愛してるって言いたくて、ちょっと電話してみました』とかそんな意味なんじゃないかな、と」
ワタクシとしては、そこに色んな物語を思わせる、実にロマンチックな歌詞ではないか、とかそういう話をしたかったんですが。


「直接言わないんですね」
「はい?」
「好きなら好きって、直接言うべきだと思うんですよ!」
「ええー、今時の若者の口からそんなこと聞かされるとは思わんかった。メールで告ってメールで別れてなんて、めずらしくもないもんだと」
「そんなことないです」
「何々、何の話ですか~?」

マスターの奥方、M子さんも会話に加わってきた。
簡単に状況を説明する。

「直接言わないんですねぇ」

おんなじこと言った!

「そういうのは、直接言わなきゃダメですよ!」
いや、そういうのは旦那に直接言ってください。

歌詞の全体を知らない、てかそこまでのヒアリング(リスニング?)能力はないから、ってのもあるんだけど、そう至るまでの心情だとか背景だとかを想像するのが味があって楽しいもんだと思うんだけど。
どうも女性、少なくともこのお二方にとってはその辺のことはどうでもいいらしい。
いやまあ、そういうのはアメリカ人ばりに、はっきりと口にするべしという知識は持ってたけど、実感として腑に落ちたよ!

ロマンなんて幻想は、男だけのもんなんですかねぇ。
もしもオレがスティービーだったとしたら、こんな突っ込み入れられたらきっと凹むなあ。
いやありえんけど。
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No.375|雑記Comment(3)Trackback()

名前

2009/04/14(Tue)22:37

とある中ガッコの入学式に呼んでもらえた。

1年生担任の方々と一緒に壇上に上がらせていただいて、紹介していただいた。

「スcールcウンセラーの、ん、んん、えー・・・」

あれ、もしかして、名前、読めない?

ええと、ワタクシこのガッコ来て5年目なんですけど。
紹介してくださってる偉いセンセイ、センセイとご一緒なのも2年目ですよね?


「えー、○川、ノブ、先生、ノブさん、ノブさんですね。みなさんよろしくー」



誰じゃい、ノブって。
しかも連呼しやがった。
そして、誰一人としてツッコミも訂正もしてくれんかった。

いやまあ、難読なのは身に染みてますがね。

まあいいや。
一年間「ノブさん」で通そう。

真(まこと)の名前を隠すなんて、実に呪術的じゃあないか!
とか虚勢を張ってみたりして。



とかなんとか、焼き鳥屋でバイトのまろたろうちゃんに愚痴ったら、ゲラゲラ笑いながら

「”ノブさん”って顔じゃないですよねぇ」

だと。
問題は顔か、顔なのか!

No.371|雑記Comment(0)Trackback()

風格

2009/04/13(Mon)23:42

どうも最近手が動きませんな。
書くことがないわけじゃないんですが。

先日なんざ、いつも行く焼き鳥屋のマスターに説教される始末。
「なぜ書かない?!」
「いやあ、読んでる人に気を使っちゃって」
「貴様それでも『嫌がらせ大魔王』か!」
「うへえ」
「何でもいいから一週間毎日更新しなさい。そしてオレを出すのだ!」





新年度が始まって、忙しいって言えば忙しいんですが、ダラダラとラグナロクやる時間はちゃんとあったりしますからねぇ。

結局今年度は昨年度とほぼ同じ仕事+1と相成りました。
通年の仕事が一個増えた、ってとこです。
塾の仕事が中2担当になったんで、その分少し楽かも知れないけどそうでもないかもしんない。


先日、高校時代の同級生であるところのT中と定例稽古してる体育館で偶然再会し、後日飯食って来ました。
予約が3人になってるから、奥方でも連れてくるのかいな、とか思ってたら同じく同級生のI川くんが一緒だったのでびっくり。

話していると、根っこのところでは変わってないな、と思えるものの、変わったところも当然たくさんあって。二人とももう結婚してて、I川くんとこはもう娘さんが2人いるんだと、って別に驚くようなことじゃござんせんが。
きちんとした仕事(T中は中ガッコの教員、I川くんはSE?)を持って、所帯を持って、家を買って(!)、と真っ当な社会人としての生活を築いている二人を見てたら、なんか凹んできた。

仕事はそれなりにしているけど(でも去年の年収聞かれて答えたら微妙な顔された。年齢に比して少ないってことか、やっぱ)、家庭を持つとか家を買うとかそういうのって、すんごく大変なことなんだろうな。大人としての風格みたいなものを感じてしまったよ。

おかしいおかしいと思ってたけど、やっぱり俺にゃあそういうの無いんだなー。

普段の生活で出会う人間てのはすんげえ若いか、どちらかというとアウトローな方たちばかりなので気にしないでいられたけど、普通の暮らししてる人からすると、ずいぶんとずれた生活してるんだなあ。


分かってたつもりだったけど、全然分かっちゃいなかったみたいだぜ!

来し方行く末、考え直す時期なんだろーね。
くじけるなオレ!


No.370|雑記Comment(0)Trackback()

スッキリした

2009/03/21(Sat)19:40

こう見えても、人並みに、場合によってはそれ以上に思い悩むこともある訳ですよ。

それなりにお仕事もこなしてオゼゼいただいて、歳相応かどうかは知らんけど特に不自由なく暮らせるようにはなったけれど、どちらかというと趣味に重きを置きすぎてるような気がして自分の人生コレでいいのか、もっと他の生き方もあるんじゃないのか(いやあるに決まってるのですが)、とか考える訳ですよ。
端的に言うと、傍から見ててオレって怪しくねえか?ってこと。


そういう益体の無い考えってのは、忙しいときよりもむしろ暇こいてるときの方がよく浮かんでくる。
今回は塾で担当してた連中を無事に追い出して、ホンの少し暇が出来たせいなんだろうと思う。

もちろん四六時中ンなことばっか考えてるわけではありませんが、漠然とした不安感が根底にずーっとあるってな感じでしょうか。やってない宿題みたいな感じ、とか言うと分かってもらえるだろうか。別にやらなかったからといって殺されるわけでなし、でもやらなきゃいけないことだよなーでも面倒だなーってぐるぐるしてるあの感じ。



先日もらったメールに、こんな一文があった。

「おじさんなんて怪しいぐらいでいいと思うよー」


・・・そうか、いいのか。
ナンか、スッキリした。

No.368|雑記Comment(0)Trackback()

タミヤパテみたいな

2009/03/17(Tue)01:26

週末前後のことなんぞをつらつらと。

金曜日。
お仕事先の中ガッコで卒業式があった。
今年度は特に色々あったので、最後の最後でまたナンか起きるかも、と勤務日でもないのに呼び出され(呼ばれなくても行く気満々でしたが)たのですが、結局特筆すべきことは何も起きず。至って穏やかな卒業式でありました。

とは言ってもそこは最大級のイベント。
先生方は必死な顔して走り回っていらっしゃるのだけど、予備役扱いのワタクシは何にもすることがなく、職員室でお茶を啜ってただけでした。
いやまさしく昼行灯。

保健のセンセイには「いてくれるだけで安心できます!」って慰められたし、事務のお姉さんには「3年4組の担任」というナゾの称号(ここのガッコは3組までしか無い)を頂戴したりもしたのですが。これでいいのか?って思いが浮かんでは消えて。

関わりのあった連中とはそれなりな挨拶を交わし、肩組んで写真取ったりもしました。

みんな、元気でなー。


土曜日。
午前中、定例稽古。
柔道の技を教えてもらう。・・・ええと、何て投げだっけ?打撃の時の動きと相性がいいみたい。前に出てくる相手の動きをスカしてつまづかせる感じ。引き手と釣手の動きは合気と同じだ!

推手の応用編、手業足技関節技を織り交ぜた攻防。
Aくんはやるの初めてかな?M氏にフルボッコにされてた。自分も始めはあんな感じか、もっと酷かったに違いない。多分、視覚だけで反応してるから遅れるんだと思う。
「のんたろうさんには(打撃が)入らなくなってきたからなあ。おまけに体当たりまでしてくるし。まったく、どこでそんな極悪な技覚えてきたんだか」
いや、アナタに教わったのですよ、アナタに。

Aくんと私が組んでやってた時。
体制が崩れちゃったんで諸手狩りで両足刈ってやれ、と思ったら流石柔道家。あっさり切られた上に上から押しつぶされた。
ええと。
どうして上にのられてるだけでドンドンスタミナが奪われるのですか。
アレですか。ベムスターみたいにお腹のところに口でもついてて、そっからエナジードレインかけられているとでもいうのでしょうか。
体格差はキビシイ喃。

夜。
半年くらい前から延び延びになってた学生さんたち3人と、いつもの大吉で呑む。
Ⅰさんから親子3代に渡る数々の伝説を聞く。
予想の右斜め上どころか成層圏遥か彼方までぶっ飛んだ話の数々。いや、それ絶対普通の人生じゃないから。

Ⅰさんの話の次に盛り上がってたのが専門ガッコの専任の先生方や非常勤講師に関する辛口な評価の数々。ええと、一応非常勤講師の端くれのワタクシとしては、自分もどっかで誰かにこんな風にキツイ評価をされてたりするのだろうかと想像して肝を冷やしておりました。

次年度の新入生は一段と減るとか。
うーん、冗談じゃなくホントに「もういいですから!」とか言われそうな状況になってきたなあ。すぐに食えなくなる訳じゃないけど、拡大路線は維持しておくべきか。

送ってくつもりだったのだけど、学生さんの一人(もちろん飲酒してない)が車で他の二人を送ってってくれた。


日曜日。
ほとんど寝て過ごし、夜に柔術の稽古をした。
三角締めがちっとだけ上手くなった気がする。


月曜日。
昼間の仕事が早くに終わったので、その足で久しぶりにサッポロファクトリーに行った。
いつもは映画を見に来る場所なのだが、今回は知人がファクトリーホールで一曲歌うという話を聞きつけたので冷やかしに行ったのだ。

開場時刻より2時間以上早い時間に到着。
私にとってそこは、映画も観ない、昼飯も喰っちまったとなると本当に用のない場所である。服を物色する趣味を持ち合わせてないという時点で、ほぼすべての店に用がなくなってしまう。いや、雑貨屋もあるけど、おっさんが一人で入る場所じゃないし。

大体、本屋が無いってのはどういう了見だ。
以前はあったような気もするのだけど、よっぽどダメだったのかな?

それでも無い知恵を振り絞り、案内図の助けも借りつつ、ペットショップとトイザらスを探索して時間を潰すことにする。が、よく見ると全く同じコースをたどる、私と同じような暇そうなおっちゃんがいたのでちょっと苦笑い。

吹き抜けのホールに出た時のことだ。
地べたに座り込んでいる人がいた。よく見るとレジャーシートをひいており、荷物らしきものも置かれている。
しかも、女性だ。
あー、女性のホームレスかな。
東京ほどじゃないにしても、ずいぶん増えたよな。みんな大変なんだな。
外はまだ寒いから、昼間は建物の中にいるのかな。よく警備の人に追い出されないよな。
あれ、その横にもいる。さらにその横にも、って吹き抜けに面した手すりに沿ってずーっといるじゃないか。いくらなんでも、多すぎじゃない?

・・・よく見ると、意外に小奇麗なカッコしてる。
あれ、ホームレスの人だったんじゃないの?

吹き抜けの下を覗いて納得。東方なんちゃらとかいうどこぞのアイドルのイベントがこれから、てか6時間後ぐらいにあるんだと。そうか、この人たちは全員場所取りをしてはるのか。
皆さん好きねぇ。
そういや、いつもガラガラの駐車場が平日なのに満車になってたのは、この人たちの車だったのか!
ふーん。

誰だ、百年に一度の不景気だとかぬかしてたのは。
まだまだ余裕じゃん。


時間が来たのでライブ会場になってたホールへ。
開場がやや遅れてるらしく、エントランスホールが酷い混雑だ。
ライブの性質上仕方ないのだろうが、客層が笑っちゃうくらいバラエティに富んでいた。私と近い年代と思われる男性、女性は多分関係者の親御さんなんだろう。年配の方たちはじいちゃんばあちゃんか。もちろん出演者たちと同世代の若者も多い。総じて若者たちの態度は肥大気味でしたが、頭突きと肘撃ちで倒せそうなのを確認した後は特に興味の対象にはなりませんでした。
一際目を引いたのは、タミヤパテみたいな肌の色したおねーちゃんでした。髪も真っ白で、ネトゲのキャラクタにありそうな雰囲気。そういう人類の存在は寡聞にして知らないので、恐らくそういう様式美のメイクなんでしょう。世界は広いね!

知人の出番はトップ。
おおう、前に聴いた時(半年くらい前かな?)より上手くなってるんじゃないかなあ。話す時の声と違うのはステージだから気を張ってるせいか、それとも訓練の賜物か。
曲は確かシンディ・ローパーのだったと思うのだけど、知ってるのと曲調が違ってた。そういうアレンジなんだろうね、きっと。

時間が許すだけ聴いてこうと思ってたけど、夜更かしのせいで眠くなってきたんで早々に撤収。


夜は塾講師。
考えてみりゃ今日で彼ら彼女らに勉強教えるの最後だったんだな。入試後はずっと高校で習うことの準備みたいな勉強させてましたが、みんな黙々とよくやりました。

いよいよ発表ですな。
みんな合格してるといいなあ。

 

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