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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/10/05(Sun)13:03

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2008/03/27(Thu)21:14

とあるスーパーに買い物に行った時のことだ。

荷物が増える前に、ちと用足しでもしとこうかね、と案内板に従い、店舗の隅っこの方へ。

ああ、ここは男性用、女性用の他に身障者用のトイレが別に用意されてんのか。ドアにベタベタ貼られた広告を眺めながら男性用へ。こういうとこにゃ必ず「ハrンケア」の広告が貼られてるよな。

ぱたぱたと走り寄る足音がする。
小さな子供だ。小学校低学年くらいかな。
・・・狭い通路で後ろから駆け寄られた時には、振り向きざま殴り倒しても良いと思うんですがダメですかそうですか。
追いかけるように飛び込んできたガキと二人で並んで用を足す。

さすが小学生。
勢いが違うのか何なのか。
さっさと出て行ってしまった。
あれ、あのボンズ、手洗ったのか?

備え付けのドライヤーで手を乾かし、買うべきものを思い出しつつ通路へのドアを引き開ける。



耳だ。



いきなり視界に入ってきたのは、人間の左耳だった。
次いで頭、肩、手、胴体。
男性用トイレの前に、何者かが立ちふさがっていた。

その姿勢がまた奇妙だった。
顔を横に向けて片耳を正面に向けているのに、身体は真正面を向き、出口をふさいでいる。肩の高さで正面に向けられた掌は、まるでそこに見えない壁があるかのごとく微動だにしない。
パントマイムの人?

いや、違う。
トイレの入り口のドアに耳を当てて、中の様子をうかがっていたのだ。
うかがおうとした瞬間、中から私がドアを開けてしまったがために奇妙な姿勢で固まってしまったのだ。

すわ、変態さん?

頭に三角巾(?)、身体の前面を覆うエプロン、よく見りゃ若い女性ではないか。
そうか、世の中には奇特な趣味をお持ちの女性も・・・いや違う。ここのスーパーの店員さんじゃないか。
高校生ぐらいの、バイトさんと思われる。


「わひゃあ」だったか「うにゃあ」だったか、やや不細工な悲鳴が私の耳に届く。
ドアを開けてからここまでコンマ以下数秒。
私もその声につられて驚き、一歩下がる。
「うをっと」


あー、そう言えばトイレに入る前、身障者用トイレのドアに「店員によるチェック中です」とか貼ってあったっけ。そっか、順番に各トイレ点検して、最後に男性用のチェックに入る前に様子うかがってたのか。
うら若き乙女がズカズカ入ってくのは、そりゃ気が引けるわ。
にゃるほどねぇ。


「あっあのっ!」
「あーはいはい、点検ですねー」
「あ、ええとっ!」
「んーと後は誰もいないみたいですよー」
「え、はぅ」
「じゃどーもお疲れ様ー」


訳が分らん、って顔してましたが。
慌てる女の子はめんこいですなぁ。
うひひ。

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No.219|雑記Comment(0)Trackback()

オモチロイ

2008/03/24(Mon)02:25

土曜の研修会。

稽古が終って家に帰って、焼きそばでも食うか、と思ってたらメールが。

「もう始まるけど、まだ着かないの?」
今日初めてこの研修会に参加するSくんからである。
あー、あたしゃ不真面目なんで開始時間と同時に行った試しがないのですよ。


今回はお話を聞くだけ。
無駄ではないんだろうけど、イマイチ必死になれてない。同じような経験年数の人の話を聞いても、あんまり一般化できる情報って無いんだよね。ああ、なるほど、そうしたんですか、ふむふむ、いやまあ、おんなじ状況なら私も同じようにすると思いますよ、ってな感じで。

終了後、Sくんになじられる。
「信じらんない。遅れるって言うから、十分かそこらかと思ったら、何時間遅れてるんですか」
えーと。
自分の見方だけが全てじゃないんだぞう、いい若いもんが手前ぇの枠組みだけで世界を見てんじゃねえぞ、と心のうちだけでつぶやく。
「じゃ、懇親会の申し込み忘れたから、帰るね!」
「何言ってるんですか待ちなさいよ今からでも入れますよきっと言ってみなさいよさあ早く」
ええと、もしかして、怒ってますか?
聞いてみたら、キャンセルが出たからたぶん大丈夫とのこと。
んー、偉いさんで一人、顔も見たくない人がいるから気乗りしないんだけどなあ。

近くの居酒屋へ移動。
個室になった会場に入る直前、幹事の方がすまなそうな顔でこちらへ。
「ええとですね、実はコース料理を頼んでたんですけど、追加の人のは用意できないんで、個別に食べたい物を頼んでいただく、ということになってしまうんですが・・・」
ありゃ、キャンセルの人のは回してもらえないのか。
んー。
そこまでして参加したい場じゃないし。
「じゃ、帰ります!」
「いやいや、そんなこと言わず!」
たちまち数人に取り囲まれる。
ああ、研修会の世話役の人たちだ。この人たちには何の恨みもねえんだけどな。
みんな、いい人そうだし。

「いやいや、ご面倒をおかけしてもアレなんで!」
にじり足で、出口の方向へ。
「何言ってんの、来なさいよ」
姉御肌の方まで。だんだん包囲網が狭まってくる。
「ここまで来て、帰るなんて!」
出口をふさぐように立ちふさがる、背の高い男性。この人、自分の身体の大きさが、どれだけ他人にプレッシャーかけるのか、気づいてんのかな?
少なくとも、私は怖い。

・・・思わず技が発動するぐらいには。

目の高さに、進路を遮るように差し渡された腕がだんだん近づいてくる。
ダッキングで躱すこともできたけど、昼間の稽古の残り火がくすぶってたのか、身体は攻撃を選んだ。
人差指と親指の間の部分(こばって言うらしい)を肘関節の内側に当て、すっと持ち上げる。肘は曲がり、そのまま持ち上がる。可動範囲の問題で、かけられた方は前傾せざるを得ない。
手を手刀に変え、さらに大きく崩せば・・・・ってとこまでは行かず、肘を曲げさせたところですっと道をあけてくれた。本気で逃げようとしてるのが伝わったのかな?それともなんかの使い手とか?

明らかに自分の悪い癖なんだけど、「スイッチ」が入ってるときに不用意に近づかれると、半自動的にものすごい反撃をかまそうとする。近づく方に悪気があろうとなかろうと関係なく、ってとこが拙いかな、と思う。

てかさ、感情が高ぶってる人に不用意に近づくのって危険だと思うんだけどな。
結構平気でそういう状態の人に、つかつかと近寄る人は多い。
それこそ「空気読め」ってとこだと思うけど。みんな、不用心ねえ。
・・・アタシが心配し過ぎですかそうですか。

興奮してる相手に近づいて無事に済むのなんか、ムツゴロウさんぐらいだってーのよ。
あの人の行動をテレビで見て、みんな勘違いしてねえか。
ありゃあの人の特殊能力だぞ、たぶん。

「じゃ、またの機会に!」
と言い残して立ち去る。
Sくんに詫びのメールを入れて、ほっと一息。

会いたくない偉いさん云々は兎も角、なんかこう、イライラにも似た落ちつけなさがあったのですよ。
ここにいちゃいけない、立ち去るべきだ、って。別に声が聞こえるわけじゃござんせんが。

ちょこっと寄り道して、いつもの焼き鳥屋へ。

そこでいつものメンツに加え、オモチロイ人と会いました。

つづきはこちら

No.218|雑記Comment(0)Trackback()

定例稽古

2008/03/24(Mon)01:48

基本功を端折りながらやって、ウォームアップ。
うう、先週休んだから、体が動かん。

劈拳と形意連環拳をちょこっと。
劈拳の引き手をもっと大きくしても良いのでは、とアドヴァイスを受ける。
なるほど、相手の腕を引き込みながら顔面を打つのが劈拳だから、打つ手ばかりでなく引き手も重要か。
身体の正面に両手がないと不安だけど、打ち合いをやってるところを思い出すと、結構片手しか正面にない瞬間てあるかも。
しかし、久しぶりだから、踏み込みがすんごく短くなってる。大きく踏み込むのは正直怖い。特にアキレス腱あたりが。なんかこう、「ぷちっ」とか行きそうで。あうあう。

心眼流、対錬。
今回はちゃんと間合いを気にしながらやれた。
・・・気にするということと、うまくできるってことは、実際別物でして。
藤田和日郎の「瞬撃の虚空」のじーちゃんみたいに、高速で素振りできたらなー。
だったら練習せい、ってね。

大和道。
そう言えば先日の中3どもとのボーリングの帰り際。
並んで歩いてた男子生徒にひょい、と肩を抱かれて。
こんにゃろ、なに馴れ馴れしくしてやがる、とか思ったのか、もう忘れたけど。
脇を差して背中側から肩をつかみ、そのままストン、と前のめりに潰して顔面にひざ蹴り、とかそんな技が不意に出たんだけど。いやまあ、ひざ蹴りは途中で止めましたが。
それって、大和道の練習の中で覚えた動きだよな、と思った。
稽古仲間には笑われましたが。
「そんならいっそのこと、”今まで我慢してきたけどなあ、これがオレの怒りじゃい!”とか言ってローキックかませば良かったんじゃない?」
「いや、そこまで我慢してないで小出しにしてましたし」
「”これが社会の厳しさじゃい!”とか」
「そんな厳しい社会、オレだって嫌ですよ」

閑話休題。
大力落とし(握手の組み合わせで伸ばした手の手首を握り、残った手で外側から肘をくじく)を受けるときの足の逃がし方が上手くなった。変に頑張らなくなった分、肘への負担が減った。
四方投げは面白い。
けど、表と裏の使い分けができない。なんとなーくはかけられるけど、自分が今かけてるのが表か裏か、よく分かってない。

八卦対錬。
八卦掌の対錬を色々。一つ一つはすごく面白いんだけど、覚えきれない頭が憎い。
打ってくる相手の、打ち手と逆の手をぶっ飛ばして後ろ向かせちゃう技が面白い。現在の自分の動きに無いからね。

そんなにやってないような気がしたけど、こうして書きならべると結構やってるんだなあ。
雪も解けたし、ちっとは走ろうかなあ。

No.217|稽古Comment(0)Trackback()

卒業生と(夜の部)

2008/03/24(Mon)01:14

前回、わざわざ「昼の部」と書いたからには、当然夜の部もあるのである。

いや、流石に中学生と夜中に遊ぶわけもなく、もっと前の教え子、既に高校卒業してるメンツである。
先日、「天下大将軍」をお土産にくれた青年、Zくんからまたウチで遊びたい、と言われていたのだ。

・・・ウチ、ねえ。


つづきはこちら

No.216|塾講師Comment(0)Trackback()

卒業生と(昼の部)

2008/03/22(Sat)03:14

先日の祝日のこと。
前日の塾主宰、公式「お別れ会」で中3の連中相手のお仕事はお終いなのだが。

「どっか連れてけ!」

との声に押されてお出かけすることに。
最初はほんのイレギュラーな行事だったはずなのに、年を追うごとに、いつのまにか毎年恒例になってしまってる。

つづきはこちら

No.215|塾講師Comment(0)Trackback()