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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)02:54

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「萌えよ!陸自学校/田村尚也 文 野上武志 イラスト」

2008/03/03(Mon)23:36

例の戦車学校マンガの番外編。

とある人から借りて読んだのだけど、いつものシリーズとはまた違う面白さがあった。
もちろんいつもと同じ面白さもあったんだけど。

いちばん良かったのは最後の最後、「おまけ」の項だったな。
詳しくは書かない。
興味あるなら本屋へGO。
もしくは直接アタシに聞いとくれ。

なるほど、そりゃあ現在全く語られていない話だ。
あのみっともない形で途中退場したあの人が言ってた世迷言じみた言葉も、ホントはそのこと言いたかったのかもしれない。けどまあ、世迷言であることに変わりはないと思うが。
現在のあの人を見てて感じる「糠に釘」っぷりも、そこらへんがちぃとも見えてこないあたりから来るんだろうね。
かといって元作家(らしいが何冊書いてんの?)のあの威勢のいい首都の偉い人みたいな物言いもどうかと思うけど。


なるほどなあ。
もちろん、私なんぞが考えたところで世の大勢に何の影響もないんだけど、面白いテーマだな、と思う。

取りあえずの答えは出したけれど、それで良いのか、もっと考えるべきことはないのか、むにゅむにゅと考えさせられております。もちろんオリジナルじゃなくて、昔読んだ荒巻義雄(「紺碧の艦隊」の作者)の本に書いてあったことが元ネタなんですが。

歳とって、色んなことを見て聞いて、下手は下手なりに考えてると、色んな見方があるって分かるもんなんですな。


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No.193|本とマンガと映画Comment(0)Trackback()

『小説げんしけん』

2008/02/22(Fri)10:31

『小説げんしけん 拝入蘭人の野望/飯田和敏著・木尾士目原作』

読みました。
一気に読めました。
面白かったわー。

途中、ん?と思うところが無かったわけではないけど、後半でスッキリ。
ん?て部分が解決したわけじゃなくて、まあ、んなのどうでもいいや、って感じ。
誤字もあったし。

あー、オリジナルのあそこに通じるのかー。
ん、確かに良い言葉だよね。
誰もそのつもりはないのに、しっかりと代々受け継がれていたんだね。
初代、斑目、笹原、と。
大野さんや荻上さんにも、もしかすると、なんて想像しちまったよ。

我々の商売も、それを体現するものなのかも知れないな、なんて思った。
思い込みが過ぎるか?


で、だ。
表紙にもキャラクタ紹介にもいなかったから、あれ?と思ってたんだけど。
荻上さんはー?
そっか、あの事件の前なのか!!
くっそう、オギーに会えるかと思ってたのにー!


どんな衝撃的な出来事があったとしても、人はそう簡単には変わらない。
ましてや日常の中に再び戻ることに成功したなら、特に。
だから、その後の斑目くんたちが何事もなかったかのように日々の振る舞いを続けていても、おかしいことなんか何にもないのだ。
本人もそれを望んでいるしね。


本編の続編読みてーなー。
前も書いたけど、斑目くん主役で!

No.185|本とマンガと映画Comment(0)Trackback()

インド人は関節外せるのがデフォルト

2008/01/28(Mon)23:33

最近読んでヒットしたマンガ。

「聖(セイント)☆おにいさん/中村光」

世界3大宗教の創始者のうち二人が現代の日本で過ごす、バカンスの日々。
近所の神社のお祭りで、御神輿を担いで担いではしゃいじゃう、イ○スとブ○ダのお二人。
読んでてクスクス笑いが止まらん。

ちくしょう、こんなに早く知るんじゃなかったよ。
やっと単行本1冊目だもんな。
5,6巻分ぐらいまとめて読んで、もっと幸せな気持ちになりたかったよ。



「テガミバチ/浅田弘幸」

これは借りて読んだ。
ちょっとウェットに過ぎるような気もするのだけど、読んでてささくれだってた気持ちがすーっと楽になるのが分かった。あー、オレ今回復してるわーって感じ。
何でだろうね。
副交感神経優位になってた、ちうところなんだろうけど。

月刊ジャンプ廃刊に伴い、危うく打ち切られてたかもしれなかったのね、このマンガ。
SQで再開しててよかったわ。
安心して読んでられるマンガですね!

No.163|本とマンガと映画Comment(0)Trackback()

「エデンの命題/島田荘司」

2007/12/08(Sat)03:49

大好きな御手洗シリーズではなかったんだけど、脳機能やその関連の障害について言及していたので購入。

学生さんにお薦めしてもいいかも。
この本に書いてあることだけ読めば大体分かる、というのは流石に無理だと思うけど、基本的な知識がある人が読むと面白いんじゃないだろうか。

少なくともあたしゃ楽しめました。

この本には中編が2作収録されている。
標題になってる方はアスペルガー障害がテーマで、もう一本の方「ヘルター・スケルター」は脳機能と感情、衝動、行動の関連。

前者は臓器移植とクローンについても言及しており、仕事の都合上ちょいと調べなきゃいけない事情があったのでよいタイミングでしたわ。うん、あとは裏さえしっかり取っておけば十分かな。この本のおかげで楽できたかもー。

テーマになってる障害についてはどうなのかな。
ものすごく幅の広い概念だってのもあるけれど、この作品だけでは概要をつかむのは難しいんじゃないかな。
いやまあ、もちろんそれを目的としているわけではないのだから、それはそれでいいのか。
逆に、この障害について何の知識もなければ、「なんだこの登場人物は。変なヤツ。作者が下手なのか?」とか思われそう。
必要な情報は最低限作中に書かれてはいるのだけどね。読み流されてないかな、とかいらん心配をしてみる。
ネタバレになるからあんまり詳しくは書かないけど、島田氏のデビュー2作目をちょっと思い出した。

後者は記憶喪失の患者と医者の会話からなるお話。
いやはや、脳ってなぁ面白いねぇ。
どこまでが実際に明らかになってるところでどこからが創作なのか、その区別ができるほどの知識があればもっと面白いのかも。大して知識のない私でも楽しめましたが。

てか、これ読んでると自分らの仕事ってこの先どんどんなくなってくんじゃないかと思った。

科学ってなぁすごいもんですな。
古典的な臨床系の理論がちょっとアレに見えてきますわ。
何人かのお医者さんが我々心理屋に「精神医学の知識を身につけたほうがいいよ」ってどっかで書いてたけど、納得だわ。
それなりに精神医学をかじってきたから「あー、なるほどね、あの話がこう発展してるんだ」って理解できるけど、ガッコ出たての頃なら絶対投げ出してたと思うな。

脳の機能ってレベルで人の行動をとらえる考え方ってのは、心理屋の業界では間違いなく傍流だと思う。けど、心理主義では百年かけても辿りつけないところに一瞬で届くこともできるんじゃないのかな。

その辺のことを知ってるかどうか、ってのがこの先大事になってくるんじゃないのかなぁ。

勉強しようっと。

No.116|本とマンガと映画Comment(0)Trackback()

ガンスリ(9)

2007/12/01(Sat)01:18

新刊購入。

知人によく言われるのだけど、私の好きなマンガは、酷い話が多い。
これも、ホントに酷い話だ。
今巻は、特に酷い。

でも、大好きだ。

酷い話のなかに、たったひとかけらだけ紛れ込んだ別の何かがあれば、それで十分だ。



自分ごときがこう言うのもおこがましいのだけど、現実の世界ってのはホントに酷いもんだと思う。
でも、フルガムおじさんが書いてた「片隅の奇跡」みたいに、ほんのちょっとでもそうでない何かを起こせたらな、と思う。

自分がそれを起こすことができなくても、それを目撃する人にはなりたいな、と思う。
で、それをどこかに書き残すのだ。
そのために、日々ぐだぐだといろんな文章を書いている、のだ。

No.110|本とマンガと映画Comment(0)Trackback()