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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/05(Mon)20:53

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ある意味

2008/11/09(Sun)23:55

とある塾講師の話だ。

彼は、物覚えの残念な(婉曲表現)生徒が圧倒的多数を占める集団を担当している。
残念なだけなら兎も角、不躾で我侭で小ズルくて、畏れを知らずに短絡的な行動の数々で数々のトラブルを引き起こし、挙句の果てに馴れ馴れしいとくる。
少なくともあたしゃあの集団を担当できない。
とっくの昔に泣かしてるか、殺気で潰してるか、私自身が塾を飛び出していることであろう。


「大変でしたね」とか
「僕なら椅子を投げつけてます」とか言って、その労をねぎらっていた。


不意に、彼は応える。

「ある意味・・・」

一瞬の間をおき、満面にやや引きつり気味の笑顔を浮かべて続ける。

「毎回毎回、教える喜び、分かってもらえた時の喜びを味わえる、ってことですよね」








どんだけポジティブシンキンなんだね、君は。



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No.327|塾講師Comment(0)Trackback()

引退したくなった

2008/10/11(Sat)00:08

今日の仕事中、突然引退したくなった。



あ、塾講師のことね。

今教えてる子たちとは、一緒に勉強してて楽しい。
志望校に入れるように、こちらとしても全力を費やす所存でござるよ。

でもなぁ。

次年度以降の生徒さんたちの様子を見てて、正直なところウンザリしてる。
詳しくは書かないし、書けないけど。

担当の先生方も頑張ってるんだろうけど。

私の基準で見ると絶対見逃せない不躾な態度や物言いを、サラッと流しちゃうんだもんなあ。

叱れよ、キチンと。

今のままの状態で引き継ぐのは、できれば御免被りたい。

勉強の方を教え込むので手一杯なのかもしれないけどさ。





そこそこ心理屋としてのお仕事もカタチになってくると、自分の足りないところも見えてくる。
本当はもっといっぱい勉強したり、研修を受けたりしなきゃいけないんだけどね。
むしろ、年齢的には研修を主催する側に廻らにゃならんぐらいだ。できないけど。

その貴重な時間を費やして、大してやる気もなければ態度も悪いヤツの相手するのかと思うと、ねえ。
手に入るお金はもちろん大事だけど、時間てのも貴重なものだと思うのですよ、最近特に。

今までやってきた仕事に後悔は無いけどねー。


秋口の仕事の予定見て、ちょっとうんざりした。
そのせいかな。
気分が落ち込み始めているのかも知れない。



No.320|塾講師Comment(0)Trackback()

お客様とお呼び

2008/07/26(Sat)00:06

不遜な態度の生徒がいる。

どうも連中は、自分と我々講師陣が同格だと思ってるらしい。
見てるとイライラするくらい、口答えが多い。そう、口答え。反論のレベルにまで届いてないのだ。
一生懸命相手してる担当の先生は偉いな、と思う。

どこで読んだか忘れたけど、これって「消費者感覚」って言ったかな?そういうヤツなんだろうと思う。

自分がいっぱしの消費者であると思って、それにふさわしい応接を当然のように他人に求めて止まない。今よりもっと小さなころから周囲の大人たちの振る舞いを見て勘違いしたか、何か誤解してるのか。
まあ傍目には生意気なガキとしか見えないんだけど。
少なくとも一人前の紳士や淑女はンな不躾な真似しないんだけどねぇ。

他はどうだか知らんが、少なくともものを教わる場での態度としてはお話にならないと思う。
ああ、もう一つ前提がいりますね。

この国においては、と付け足しておきましょうか。

金払えば同格どころかオレ様がお客様だ、神と同格だ、って文化もありますけどね。
そういうもんじゃないと思うんだ、あたしゃ。


古典的なお稽古事の世界じゃ、大金積んで、頭下げて、最大限の敬意払ってやっとこ触りだけ教えてもらえるなんてのは当たり前。それを元に研鑽積んで、やっとこ一人前になれるってもんだと聞くよ。

もちろん今現在、自分にそうしろとか寝言言うつもりは全然ありませんが。

一所懸命取り組んでくれてる人と、失礼な態度全開でお客様とお呼び!なド阿呆とじゃぁ、こちらの態度も変えざるを得ませんね。前者には額面以上の労力を惜しみませんし、奥義の伝授も希望があれば致しましょう(私に教えるべき奥義があれば、ですが)。後者には通り一遍のことしかやる気はないし、隙があれば嘘八百を仕込んでやることも辞さない。


結局のところ、一番損するのは本人なんだよね。
真っ当な指導のできる人は私ほどあからさまじゃないにしても、忙しいだろうからンな奴らはどんどん見捨てていくだろうし、ろくでもない指導者についても、時間とお金が無駄になるしね。

いやまあ、「ガキはいいよなあ、嫌いだ嫌いだ言ってて話が通ると思ってんだから」って程度の嫌味も通じない程度のオツムじゃあ、誰に何を習ってもどーにもなんないと思うけどねぇ。
満面の笑みで「いいでしょ!」だとさ。
はっはーんだ。




ついでに。

お金の話をするなら。

何年前だったか、冗談半分で
「お金払ってるんだから、ボクは客だ」
みたいな事を言ってたヤツがいたのですが。

「そのお金は君が稼いだのか?違うだろ、君の親御さんだろ?だったらそれは君が言っていいセリフじゃない。親御さんがどんな思いでそのお金を稼いだか、考えたことがあるかい?オレは分かる、とまでは言わないけど、想像することはできる。お金を稼ぐのは大変なことだ、ということはよく知ってる。だから、君のためにお金を出してくれている親御さんには敬意を払うよ。具体的には君に勉強をさせて、少しでも成績を上げることが最大の敬意の払い方だと思ってる。こんなことは考えたこともないだろうけど、親が君のためにお金を払ってくれるってことは、恐らく君が思ってるほど当然のことじゃないからね。憲法がどうだろうと関係ない。それは100%善意以外の何者でもない。そのことをよーく考えて。さ、勉強するよ」

と淡々と語ってやったところ、そいつは黙りこくってしまいました。
いやあ、実に大人げない物言いですな、我ながら!

No.300|塾講師Comment(2)Trackback()

ゆとりちゃんとその他大勢

2008/06/27(Fri)14:52

最近は社会のテキストで愉快な回答を見ることが多い。
いやまあ、数学とかじゃああんまり個性的な誤答を出しにくいって言えばその通りですが。
ワタシが密かに「ゆとりちゃん」と名づけた子以外のほうが大活躍してたりするぐらいで、飽きないねぇ。

 


 

問「茶の湯を大成した人物は誰か」

答「千利体」
おしい。一本多い。

「あ、えーとね!分かる分かる!確かね、せんりのきゅー!」
・・・妙にかわいいじゃねえか。

 

問「人口ピラミッドの形で、裾野が広く、年齢が上がるにつれて少なくなってゆく形をなんというか」

答「富山型」
・・・富山県って、どんな形してたっけ?

 

問「1995年、(    )大震災が起きた。カッコに入る言葉を答えよ」

答「1995年、(関東)大震災」
ずいぶん最近だなあ、オイ。

 

問「核兵器を、持たず、作らず、持ち込ませず、この考え方をなんというか」

答「非核三原形」
シリコンで型とって、複製でも作るのか。ワンフェスで売るのか。

 

問「秀吉が刀狩令を出した理由を書け」

答「武力で紛争を根絶するという社会を否定するため」

「・・・・君さあ、ガンダム00(ダブルオー)好きだろ(断定)」

「はいっ!なぜそれを」

「これは明らかに普段の君の書く文章じゃないし、何よりそのまんまじゃん」

「はは・・・」

「まあオレにとってはダブルオーって言えばキカイダーなんだがね」

「はい?」

「いや、知らないでいいんだ」

 

 

問「ドイツに留学し、細菌学のコッホの指導を受け、破傷風の血清療法を発見したのは誰か」

答「北里紫三郎」
フウ、危うく騙されるところだったぜ。

 

 

 

ヒント つ【ルー大柴】

 

No.281|塾講師Comment(0)Trackback()

ゆとりちゃんは笑わない。

2008/04/29(Tue)23:00

「ゆとりちゃん」と仲間たちの愉快な誤答の数々を。


社会のテキストより

「日付変更変」
間違いを指摘したところ、「でもさ、滑舌の悪い人って、こう言うよね!」だとさ。
そうかもしんないけど。

問題「名前に『山』のつく県名を6つ書け」
解答「山梨、山形、山口、三重、和歌山、岡山」

ん?

問題「中国地方で人口が100万人をこえる大都市の名前を書け」
解答「北京市」

そりゃ中国地方じゃなくて中華人民共和国。


英語が苦手な生徒がやりがちな間違いをしなくなるように、よくこのような質問をする。
「動詞を書く時ってさ、何と何に注意すること、って言ってたっけ?」
正解は「主語と時間」。
主語によっては動詞にsやesをつけねばならない(三単現、ってやつね)し、話題が過去のことであれば当然過去形にしなければならない。受験英語ではこの辺をきっちりしておかないと結構致命的な点数になってしまう。

いつものように聞いてみた。
「でんでん!問題です。動詞を書くときは何と何に注意するんだっけ?」
何度も聞かれてればそのうち身についてくるものである。
聞かれた生徒の向かいに座ってる生徒が先に答えた。それに続けて当人もリズミカルに答える。
「時と場所!」
「時と場所!」

おしい、半分違う。
ってそりゃTPOじゃないのか?


単語の意味を書け
climb  →  「発る」

んー。



理科、BTB溶液での検出結果に関する問題。
中性ではないことはハッキリしていたので、答えは実質2択。
だのに2回テキストを提出しても、正解であるとマルをつけてもらえなかったと激昂、塾長に喰ってかかっていた。
「青でバツって!最初にって書きましたよ!」

ええとね。
BTB溶液は赤くならないの、知ってた?
アルカリ性で青、中性で緑、酸性ではね、黄色なのよ。
赤と青はリトマス試験紙だし。
中ガッコの理科でリトマス試験紙あんまり出ないし。

みんなで大笑いしてやりました。
でも多分、笑ってたヤツの中にも分かってないヤツいたと思う。




番外編。
塾の生徒ではないのだけど。
愉快な間違いをしたヤツがいたので。

ダラダラとしゃべってる際に、しゃべってる内容を手すさびに書いちゃう人ってのがいる。
そいつもそんな感じだった。
「あー、思春期だねぇ」
「そー、思春期なのさ!」
「んあ?何書いてんの?」
「何って、思春期」
「・・・・・写メ、撮ってもいいかな」
「?」


つづきはこちら

No.240|塾講師Comment(0)Trackback()