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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/09/04(Thu)21:41

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No.|CommentTrackback

Tシャツ

2008/07/29(Tue)14:27

どこかのブログで読んで、存在だけは知っていたけど。
ずいぶんの前の記事だったし、もう無いだろうと思ってたらまだ売ってました。

SンデーとMガジンの掲載作品のTシャツが売られてるんですね。
サイトで確認したら、毎月毎月何種類も出てるみたい。
作ったっきり、売り切りの商品なんだろうから、狙いの柄のが変えたのは幸運だったのかも。


狙いはもちろん

「ゲゲゲの鬼太郎」

目玉親父が茶碗風呂に浸かってるデザインのヤツ。





もう一つ。
「空手バカ一代」

実は目玉親父よりもこっちが一番の狙い。
つのだじろう版を持ってくる辺り、よく分かってらっしゃる!
柄物のTシャツはほとんど稽古用になっちゃうんだけど、これは真剣に稽古せざるを得まい!

Uニクロのサイトから写真を引っ張ってこようかと思ったけど、動画になっててどうしたらいいか分からんかった。手前ェで写メでもアップすりゃいいんだけどねー。

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No.302|雑記Comment(0)Trackback()

そうなるように

2008/07/28(Mon)12:00

「せんせー、聞ーてよ!」

「はい、聞いてますよ」

「ウチの担任、ムカつくの!」

「はあ、そうですか」

「ちょっと、真面目に聞いてる?」

「聞いてますよ、話の内容にふさわしい程度には」

「ナニそれ!まあいいや、聞いてよ!」

「はいはい、聞いてますよ」

「ハイは一回!」

「へいへい」

「もー!ウチの担任、ムカつくのさ!」

「まあ、好き嫌いはしゃーないわね」

「ひいきするのさ!」

「へぇ」

「それにさ、態度が一々ムカつくの!」

「どんな?」

「クラスがうるさいとするじゃない?『静かにしろ』って言えばいいのに、口のトコに人差し指当てて、『しー』ってやるの。口で言えば分かるって!」

「そんなんどーでもいいじゃん。ガキどもに黙れって怒鳴るのも、結構疲れるぜい」

「だからさ、話し合いしたの!」

「は?」

「さっきの学級会で、『先生のどこがイヤだ』って話し合いしたの!」

「へぇ」

「でさ!その『しー』ってヤツもやめて、って言ったの!」

「君らは小姑か」

「?」

「いや、知らないならいいや」

「そしたらね、『自分のにも悪いところ悪いところはあったと思う』って言ったのさ」

「へえ、そりゃすごい。フツー、いい年した大人はガキに頭なんぞ下げねえからな」

「・・・センセイは絶対下げないでしょ」

「そうりゃもう!すべての権限と能力を駆使して、ガキどもなんぞねじ伏せてやるわい」

「ひどーい」

「それが大人ってもんだ。だから、そう言える先生はすごいと思うよ」

「でもさ!」

「はあ」

「その後、ビデオ観たのね」

「へえ」

「そしたらまた教室騒がしくなって、そしたら先生また口に指当てて『しー』って」

「あー、クセなんだね。クセってのはそう簡単に・・・」

「さっきもうやらないって言ったばっかりなのに!」

「それがクセってもんだろ?」

「でもさ、さっき言ったば」

「じゃあね、お伺いしますがね?」

「はい」

「君は、親御さんに注意されたことはないかい?」

「?」

「お年頃の女の子が、大股開いて椅子に座るな!って」

「!(慌てて座りなおし、スカートを直す)」

「はい、このように、人のクセや習慣なんてのはそう簡単に変わらないのでゴザイマス。自分でできないようなことを、人ができないからって怒るんですかぁ?どれだけ偉いお方なんですか、貴方様は?」

「ぐぎゅ、言うことが一々腹立つ!」

「うん、そうなるように言ってるからね!能力のすべてを傾けて」

「うー」

「好き嫌いはしゃーないけどさ、イヤならテキトーに距離おきな」

「・・・はーい。部活行きまーす」

「バイバーイ、またねー」

No.301|心理屋Comment(4)Trackback()

お客様とお呼び

2008/07/26(Sat)00:06

不遜な態度の生徒がいる。

どうも連中は、自分と我々講師陣が同格だと思ってるらしい。
見てるとイライラするくらい、口答えが多い。そう、口答え。反論のレベルにまで届いてないのだ。
一生懸命相手してる担当の先生は偉いな、と思う。

どこで読んだか忘れたけど、これって「消費者感覚」って言ったかな?そういうヤツなんだろうと思う。

自分がいっぱしの消費者であると思って、それにふさわしい応接を当然のように他人に求めて止まない。今よりもっと小さなころから周囲の大人たちの振る舞いを見て勘違いしたか、何か誤解してるのか。
まあ傍目には生意気なガキとしか見えないんだけど。
少なくとも一人前の紳士や淑女はンな不躾な真似しないんだけどねぇ。

他はどうだか知らんが、少なくともものを教わる場での態度としてはお話にならないと思う。
ああ、もう一つ前提がいりますね。

この国においては、と付け足しておきましょうか。

金払えば同格どころかオレ様がお客様だ、神と同格だ、って文化もありますけどね。
そういうもんじゃないと思うんだ、あたしゃ。


古典的なお稽古事の世界じゃ、大金積んで、頭下げて、最大限の敬意払ってやっとこ触りだけ教えてもらえるなんてのは当たり前。それを元に研鑽積んで、やっとこ一人前になれるってもんだと聞くよ。

もちろん今現在、自分にそうしろとか寝言言うつもりは全然ありませんが。

一所懸命取り組んでくれてる人と、失礼な態度全開でお客様とお呼び!なド阿呆とじゃぁ、こちらの態度も変えざるを得ませんね。前者には額面以上の労力を惜しみませんし、奥義の伝授も希望があれば致しましょう(私に教えるべき奥義があれば、ですが)。後者には通り一遍のことしかやる気はないし、隙があれば嘘八百を仕込んでやることも辞さない。


結局のところ、一番損するのは本人なんだよね。
真っ当な指導のできる人は私ほどあからさまじゃないにしても、忙しいだろうからンな奴らはどんどん見捨てていくだろうし、ろくでもない指導者についても、時間とお金が無駄になるしね。

いやまあ、「ガキはいいよなあ、嫌いだ嫌いだ言ってて話が通ると思ってんだから」って程度の嫌味も通じない程度のオツムじゃあ、誰に何を習ってもどーにもなんないと思うけどねぇ。
満面の笑みで「いいでしょ!」だとさ。
はっはーんだ。




ついでに。

お金の話をするなら。

何年前だったか、冗談半分で
「お金払ってるんだから、ボクは客だ」
みたいな事を言ってたヤツがいたのですが。

「そのお金は君が稼いだのか?違うだろ、君の親御さんだろ?だったらそれは君が言っていいセリフじゃない。親御さんがどんな思いでそのお金を稼いだか、考えたことがあるかい?オレは分かる、とまでは言わないけど、想像することはできる。お金を稼ぐのは大変なことだ、ということはよく知ってる。だから、君のためにお金を出してくれている親御さんには敬意を払うよ。具体的には君に勉強をさせて、少しでも成績を上げることが最大の敬意の払い方だと思ってる。こんなことは考えたこともないだろうけど、親が君のためにお金を払ってくれるってことは、恐らく君が思ってるほど当然のことじゃないからね。憲法がどうだろうと関係ない。それは100%善意以外の何者でもない。そのことをよーく考えて。さ、勉強するよ」

と淡々と語ってやったところ、そいつは黙りこくってしまいました。
いやあ、実に大人げない物言いですな、我ながら!

No.300|塾講師Comment(2)Trackback()

ブラジル人

2008/07/25(Fri)01:08

夏休み前のお仕事が一区切りついた。


講師仕事はまだちょっとあるし、塾講師のお仕事は夏期講習という大きな山があるからのんびりできる、ってこともないのだけど。



お仕事先でいつもお世話になっていたある先生が、期間満了ということで退職される。
私がお会いできるのは、夏休み前の最後の勤務日まで。
どこの馬の骨か良く分からないワタクシなんぞを、有難いことに何度も使って下さった。そのお陰で現在のお仕事が成り立っていると言っても過言ではない。

帰るまでにキチンとご挨拶しなきゃ、でも忙しそうだな、と様子を伺っていたのだが。
放課後になると、卒業生が続々とその先生を訪ねてくる。中には、花束を持った子までいる。
うわー、本当にみんなに愛されてたんだなぁ。

その先生は来客の応対や日常業務、まとめておかなきゃいけないことなど色々あるのだろう。尋ねてきた卒業生らの相手をし続けるというわけにもいかないみたいだ。その先生の仕事場の隣にある私の仕事場は、何となく卒業生らの待合場所のようになってしまった。いやまあ、仕事が詰まってるわけでもないから、問題ないけどね。元気そうな顔を見れたのは嬉しいし。



卒業生の一人。
どうも彼女は聞き取りに問題があるようで、滑舌の悪さには定評のある私と組み合わせるとちっとも話が進まない。

「え?おせち屋?」
「誰がンなこと言った。お寿司屋だ、お・す・し・屋!」
「ああ!」
「大体何よ、おせち屋って。年に一回しか仕事しねぇのか」
「それで1年分稼ぐって言うか・・・」
「あー・・・それもいいかも知れないねぇ。一年の稼ぎすべてをカーニバルに賭けるブラジル人みたいで」
「枕草子?」
「ブ・ラ・ジ・ル・じ・ん!」



仲良しな二人。
諸般の事情で学校は別々になっちゃったけど、今も仲良しで用も無いのによく会ってるとか。

「ふーん。ガッコも楽しそうだね。青春してんじゃん」
『ど・こ・が!!』
おおう、ハモった。
「ウチの学校なんて、全然楽しくないよ!」
「ウチだって、スカート短くすんのに折り返した跡があるだけで反省文だよ!」
「~なんて、××なんだよ!」
・・・・・・・

あのなあ、本当にヤなとこだとなあ、人は段々鬱々と壊れてくんだよ。
システムに不満を言い出したら、そのゲームハマる一歩手前なんだ、って「レベルE」でやってたの知らんのか。知るわけねえか。



連中が卒業する前のころにもどったみたいだなー、と思ってたら携帯に着信が入ってるのに気がついた。
登録してない番号からだ。
仕事中だけど、業務時間は終わってるし、まあいいか、と取ってみる。

「ティーチャー!オレ、誰だか分かる?」
んあ?私のことをそんな風に呼ぶのは、塾の教え子の中でも極少数。
てか、現役の教え子ではいない。
こっちも卒業生だ。
卒業生に縁のある日だなあ。
「U田くんか!」
「そうです!今、家に帰る途中ティーチャーの車見たから、追いかけてみた!」
「ちょっと待て、オレ今、そっから車で1時間ぐらいかかるトコにいるぞ!」
「うん!違ったみたい!」
ええと、君もう大学生だよね。ナンだってそんな小学生みたいなマネを。
「オレ留学から帰ってきてさ、ティーチャーにお土産買ってきたのにティーチャー引越しするって聞いたから」
ええと、君、帰ってきたの、もう半年以上も前だよね?
いや、嬉しいんだけど。餞別も渡してねえのに、悪いなあ。
「引っ越す前に、渡しに行くから!」
おお、楽しみにしてるよー。



えーと。
退職される先生の愛され方とは方向性はやや違うような気がしないでもないのですが、まあ楽しいからいいや。

No.299|心理屋Comment(0)Trackback()

そういう属性

2008/07/23(Wed)14:58

先週末、いつもの焼き鳥屋に行った時のことだ。

入り口の暖簾をくぐると、店いっぱいのお客さんが目に飛び込んできた。
ありゃ、満席か。
店の奥の方、かつて公衆電話が設置されていたスペースに目をやる。

現在そこからは公衆電話は撤去され、携帯電話を使うためのスペース(マナールーム)となっている。とはいえ、ほとんどの人は外に出て話してるので携帯電話用のスペースとしてはあまり使用されていない。
じゃあ何に使われているのか。

こんな風に混んだときの予備的な客席として用いられるのだ。

元々ひとりで電話をかけるための空間だから、大した広さはない。
大の男が二人並んだら、片足分ぐらいは間違いなく通路にはみ出す。
だから大抵、私のように独りで来ていてなおかつ多少ひどい扱いを受けてもぶーたれたりしない常連客がそこに島流しにされる。

混んでるなら、そこでもいいかなー、と見てみたのだ。
ありゃ、既に客いるわ。しかも、二人だ。

待っても良いけど、気持ちよく呑んでる人を急き立てるような無粋な真似はしたくないな、と出直すことにした。
「あ、そうですか、じゃあ後で!」
とマスターの奥さんであらせられるM子さんも気楽な調子だ。出直す、って言ったらホントに出直すことを知ってるからなんだと思う。

院生のころ、授業投げ出して京都から東京まで予定なしで旅行したとき、京都にある同じチェーンの焼き鳥屋に行ったことがある。たしか、二条城のすぐそばだったと思う。そこでもたまたま激混みしてて、「じゃあ出直すわ」と言ったらものすごい勢いで引き止められたのだ。
どう見ても私が入るスペースは無かったし、雰囲気を壊すのもアレだと思ったんで出直すつもりだったんだけど、その引き止め方が怖くなって、逃げるように立ち去って二度とそこには立ち寄らなかった。

いやまあ、ヒネてるって言われればそれまでですが。

実家に顔出して用事を済ませて小一時間。
マスターから「もう空いたよー」ってメールも来たので、店に向かう。

おおう、ホントにガラガラだ。
実家の親の話では、近所の区役所で区民祭りをやってたからそのせいじゃないか、とのこと。
にゃるほどね。
お祭り気分を一杯引っ掛けて落ち着かせてご帰宅、ってとこでしょうか。
ホタルの公開もしてたらしいから、それだけは見たかったな、と思ったけどホタルなら近所の水源地にもいるんだよな。引っ越す前に一回ぐらい見ておこうかな。

席について、バイトのMちゃんからおしぼりを渡される。
「おかえりなさいませ」
んを?
「ご主人様!」
ぶわははは、そう来たか!
確かに一度立ち去って、また帰って来たけれど!


どうもワタクシは、このネタに弱いようでございます。

昔のアニメで、壷好きのエライさんが「わが軍はあと10年は戦える!」などとのたまっておりましたが、このときの私の気分も似たようなもんでした。いや、流石に10年は無理ですが、
「大丈夫だ!何があっても、あと2週間は闘える!」
とか、そんな感じ。

この日も一緒になった馴染みのN川氏に見せられた、別なバイトの女の子との2ショット待ち受け画面も、別に羨ましく思わなかったぐらい、独りでにやけてました。いや、別にメイドさんスキーではないと思ってたんですけど。あるのか、俺の中にそういう属性が。

だったらメイドさんがいっぱいいるとこに行けばよさそうなもんですが。
一人で行くのもおっかない気がしますが、同時に絶対嵌まるに違いないから近づくのさえ拙いんじゃないか、とそんな気もしてます。


帰り際、マスターからの業務命令で
「行ってらっしゃいませ、ご主人様」
と言わされていたバイトのMちゃんに10点差し上げようと思います。




そういえば、広江礼威のマンガ、「BLACK LAGOON」が好きなんだけど、一番好きなキャラクタは誰か、と問われたなら、間違いなくロベルタさんを推すねぇ。
新刊の巻末対談も、よろしゅうございましたな。
気が向いたら、後で画像足すかも。

No.298|雑記Comment(2)Trackback()