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日々の出来事を針小棒大に語る
2008/12/01(Mon)03:17
稚内行3日目の話。
ってもう一週間も前の話だよ!
朝飯をのんびり喰って、宿を出る。
帰りのJRまで、結構な時間がある。どう時間つぶすかね、とか考えてるうちに駅に到着。
ここまで来たんだから、「最北端」の岬ぐらい行ってみたいもんだね、駅からバス出てるって言うし。
祝日の駅は閑散としている。
バスの時刻表探してキョロキョロしてるだけで、駅員さんに見られる。
時刻表発見。
えーと。
今、9:30で。
岬行きのバスは・・・始発が8:10。こりゃ無理か。
次は・・・?
13:50って。
もうそれ、帰りのJRの時間じゃん!
どこまでやる気ねえんだよ!
大体始発が8:10って!
そんな時間から活動する観光客いねえよ!
どうするか、しばし途方にくれる。
天気はそこそこいいものの、気温は低く風も強い。
アテも無くウロウロするのもまた一興だけど、迷ったら氏にそうだし、そもそもホントに何にもなさそうだ。
仕方ない。
駅前にあるレンタカー屋で、車を借りることにする。
四国で借りた時には旅行会社任せだったから知らなかったけど、レンタカー会社って現金払い嫌がるのね。キャッシュで払うって言ってんのに、クレジットカードの提示を求められたわ。端末に通されて、「大丈夫ですね」だとさ。ってことはアレか、免許証のコピー取らせたけど、それには何の価値もみていないってコトか。だったら人の個人情報無駄に取るんじゃねえ。
今イチ納得しきれないままではあったけど、一路宗谷岬へ。
街中は兎も角、少しでも外れると路面はつるつる、風は横殴りなのがゴウゴウと。
カーナビの案内に従い、ひた走る。
小一時間ほどかけて、着いたら納得。
宗谷岬は冬に来るところではない。
誰だ、やる気ねえ、とか言ってたヤツ。
車から降りて、ただそこに立ってるだけで体力が奪われるってどういうことだ。
伊達に最北端ではないんだろうね。風の冷たいことったらもー!
HPのゲージがもしもあったなら、見る見る短くなっていったことでしょう。
ほぼ同時に着いたカップルは、一瞬だけ記念撮影して車に飛び乗って帰って行きました。
昔のアーケードゲームの「ガントレット」ってヤツ思い出した。
あれも確か、何にもしなくても少しずつHPが減っていってたような記憶が。
当時は「何だコレ、ひでぇ!」とか思ってましたが。
当時の自分に言ってやりたいところですな。
「苛酷な環境は、生命力を削るんだよ、ばーか」
とかなんとか。
宗谷岬公園に行ってみたかったのですが。
「冬季閉鎖中」だと。そらそうだ。
岬に立つ、間宮リンゾウ氏の銅像は、風上側が真っ白に凍り付いておりました。
土産物屋はやってたみたいだけど、寒くてそこまでも歩きたくねえ。
車にさっさと戻る。
街へ戻る途中、路肩に落ちてる車発見。
警察の貼ったらしきテープが見えたから、検証とか手続きは終わってるんだろうけど。
もしも落ちたのが夜中なら、事故以外の理由で確実に死ねる、とか考えてゾッとする。
ノシャップ岬は人里から近い。
5キロぐらいかな?歩いても来れたな。
もちろん岬には誰もいない。
新雪に足跡付け放題。別に嬉かねえけど。
土産物を買い込む。
客より店員の方が多い。
てか奇異な目で人を見るな。
この時期珍しいですかそうですか。
曲がりなりにも客がいる前で昨夜の夜遊びの話とかしてんじゃねえよ。
競馬の予想してんじゃねえよ。
することねえんだなあ、田舎は。
岬には小さな水族館があった。
ちょっと惹かれたけど、またの機会にする。魚より「南極越冬隊の展示」とやらが面白そう。
帰ってきてから聞いたところによると、「ドクターフィッシュ」って言うんですか、ヒフの悪いとこ喰ってくれる魚が展示されてたらしいですね。ちょっと突っつかれてみたかったかも。
ふと思い立って、駅とは反対方向に行ってみる。
やっぱりあった。
初めて稚内に来た時に泊まった、ちょいと如何わしいホテル。
もう廃墟になってましたが、面影(?)は充分残ってましたわ。当時もヤバかったけど、結局ダメだったのねえ。近くのスポーツセンターとかも、凄まじいまでに朽ちていました。潮風って凄いのね。
稚内には仕事でも来たことあるはずなのに、何の件で来たのかさっぱり思い出せない。街並みも、覚えているようで怪しい。
しかし、何でここは床屋と美容室ばっかりあるんだ。
まあどんなに不景気だっても、床屋に全く行かないですますことは難しいからなぁ。
と、そこで唐突に気づく。
ああ、高校だ。
新築時に試運転で来て、その後無償の点検だったかクレームだったかでまた来たんじゃなかったっけ?
ナビの案内で某高校へ。うん、微かに覚えている。裏に回ると体育館の壁に、果たして見覚えのある排気装置が!
青少年会館って線もあったけど、ありゃ帯広だな。
レンタカーを返却する前に給油しようとスタンドを探す。
…どこもかしこも高ぇよ。リッター130円越えてるとこしかないのかよ。
結局、レンタカー屋さんで入れるのが一番安かった。
もう一軒、土産を買ってこうかなと、駅前の土産物屋に入る。
「すいませーん」返事がない。
「すいませーん」返事がない。
誰もいないようだ。
何だそのやる気の無さは!と思う反面、それでやってけるのってある意味すごいよね、とも思う。
品物を返して、何も買わずに出る。
弁当買って、JRに乗り込む。
割と混んでるな、昼間だからかな、と思ってたら最初の停車駅でも結構な数の客さんが。
行きの時のようにはいかないか。
ふと窓の外を見る。
見覚えのある建物だ。
PCショップ?
違う。前はあそこ、古本屋だったはずだ。確かあそこで「ハンサムウーマン」全巻セット買ったんだよ。
出張中にマンガ全巻セットを買う男。自分の運転で来てたとは言え、我ながら豪気なことですな!
抜海駅のすぐそばの線路間際に、公衆電話のボックスみたいなのあったぞ?窓からぼーっと見てただけだから一瞬で後方にすっ飛んでいったけど。ポイント切り替えの設備かなんかだったのかな?でもそれならあんなにでっかい箱である必要は無いよね。
うーん。
検札後、飯食ったらあっという間に寝てしまった。
よっぽど疲れていたのか?
目を覚ましてから時計を確認すると、ほんの一時間ほどしか経ってない。
だのに物凄くスッキリした感じがした。
窓の外に見える景色は、次第に見知ったものに変わっていく。
懐かしい、ってほどでもないけど、ちょっとだけ気持ちが揺れる。
旅から戻ると、それまで背負い込んでいたもののいくつかを降ろすことができていたりするのだけど、今回はどうだったのかな。
単発の講師仕事の打ち合わせを急にさせられたのには参ったな。
旅先だ、って言ってんのにフツーに打ち合わせしたり、受けた記憶の無い仕事の予定が既に決まってたり(尚且つ必要な資料が送られてきていなかったことが後日発覚する)、無理矢理引き戻された感じがしたな。
柔術を教えてもらってる人からも、帯の申請に必要な資料を帰宅後すぐに出すようにせっつかれてるし。
また新しい仕事するからそこ宛に履歴書書かなきゃならないし。
翌日、すぐ仕事だし。
んー、ダメだな。
全然楽になってねえよ。
のんびりするには、ちょっと準備が足りなかったかもしれないな。
次回またどっか行けるなら、も少し事前の準備をちゃんとしておこうっと。
いつになるかは全然わかんないけど、さ。
No.338|雑記|Comment(0)|Trackback()
2008/11/28(Fri)23:50
No.337|雑記|Comment(0)|Trackback()
2008/11/24(Mon)00:31
No.336|雑記|Comment(0)|Trackback()
2008/11/23(Sun)01:24
旅先だけど、感想を。
大好きなWizardryを元にした日記スタイルの小説で、元は本当にブログでリアルタイムに書かれていたらしいです。
偶々そのサイトに飛んで、タイトルのダサさ(当時のタイトルは『和風Wizardry純情派』)を鼻で笑いながら読んでみたら面白くって、PDF版をダウンロードして一気に読んで、当時連載が始まったばかり(いや、第1巻ぐらい出てたかな?)のマンガ版も探し出して読んで、剣の握りがおかしい、怪物が怪物に見えない、とかブツクサ言ってたら例によって例のごとく打ち切りになっちゃって、しくしく泣いてたら文庫版の発売ですよ!
発売日前後は久しぶりに連日本屋に通いつめましたよ!ベニ松の「風よ、龍に届いているか」以来ですよ、活字本を真剣に待ちわびたのは!
新刊なのに平積みにしてなかった近所の大型書店の売り場担当者には、猛省を促したい。
検索マッシーンで検索かけても、「迷宮街」でヒットしないってのはどういう了見だ。入力担当者には猛省を(以下略)。
ちなみにマンガ版も、原作者の氏名は入力されてません。なんというぞんざいな扱い。入力担当者(以下略)。
Web版、マンガ版と併せて読むといいな、と思う。
主人公はいるけれど基本的には群像劇で、各々の視点で事象がどう捉えられてるかの違いが面白いし、各版ごとに書き足された部分がより深みを増しているのではないだろうか。
それぞれがそれぞれの事情を抱えてて、それが語られるということは多くの物語では重要人物である証だったりするのだけど、このお話ってば、どれだけ重大な事情があろうとも、よくもまーあっさりと死ぬ。
事情と生存の確率にはなんの因果関係も無い。
そりゃそーだ。
そういうもんだよね。
先日、稽古仲間のAくんに、とあるマンガを貸した。この小説のマンガ版ではない。
同じく稽古仲間のM氏から「読ませてあげたいんだけど」と言われたのもあるけれど、自分としても人に薦めるならこのマンガ、と思ってるので異論は無かった。
渡したとき、Aくんがポツリと言っていた。
「ははあ、のんたろうさんが薦めるということは、人が無駄に大勢死んでいくマンガなんですね」
うむ。
全くもってその通り。
タイトルは書かないけど、死にますな。たくさん。
なんで分かったんだろう、とも思うけど、自分で感じてる以上に、人にはワタクシの人となりが伝わってるんだろうね。
この小説でも人はたくさん死ぬし、もしかすると私の想像で物凄い修正がされているのかもしれないけれど、それでも面白いと思うんだ。
人は必ず死ぬけれど、それに対してどういう態度を取るかってのは千差万別で、この物語に登場する人たちは程度の差こそあれ、みんな真剣に対峙している。真剣に対峙したからって生き残れるわけではないけれど、それでもみんな真剣に全力で生きている。そこがすごく好ましく思えるし、自分はどうかな?と振り返ることもしてしまう。もちろん全然足りないけど。
自分のこの迷宮好きってのはどこから来るんだか良く分からないけど、たぶん、興味を持ったものを探索するのが好きなんだと思う。今やってる仕事のいくつかは、確実にそれが生きてるんじゃないだろうか。
この小説がもっと売れるといいな、と思いつつ。
なんだったらもう2冊ぐらい買って、仕事場にこっそり置いておいて若者に読ませてみようかしら。
うふふ。
No.335|本とマンガと映画|Comment(0)|Trackback()
2008/11/23(Sun)00:52
あっという間に空知を過ぎ、旭川へ。一時間半だって!速いなあ、JR。
後ろの座席のおっちゃんは早くも缶ビール二本目。ため息のつき方からして、随分退屈のご様子。人生に必要なもののひとつは、暇のつぶし方ですね!状況次第で使い分けられるよう、何種類かマスターしておくとさらに良いかと。
あたしゃ「迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?/林亮介」を読んでます。
旭川駅には多少なりとも思い出があるので、ちとおセンチな気分になる。でもそんな気分を台無しにするアナウンスが車内に流れる。
「ここから先、エゾシカが多数出没する地域を通過します。急ブレーキにご注意下さい」
わお。さーっすが北海道。
士別を通過。M木先生が言うには士別のジンギスカンは絶品とのこと。三人くらいで30人前くらい食べたとか。いくら呑まない上に体育会系だからとはいえ、すさまじい喰いっぷり。
それだけ美味いってことなんだろう。いつか来たいもんです。
名寄には会社員だったころもそうでなくなってからも何度か来ていて、久しぶりに駅から街並みを眺めていると、また探索してみてぇなあ、と思える。
思い出云々もアレですが、探索好きですな、我ながら。
どこぞの迷宮じゃないから、怪物も宝物もないんですが。
天塩中川。
天塩と中川の間なのかな?
中川にはポンピラ温泉ってのがあって、とっても素敵な温泉で、でももう二度と来ることはないと思う。仕事でも、そうでない機会でも。
最後に来たとき、何であんな言葉が口をついたのか、今でも不思議に思えたりする。まるで、それから先に起きることを知っている人でもあるかのような言葉だったし、何故かその言葉がぴったりであるような事態が起きたりして。未来視の能力でもあるのか、オレ。
嫌だなあ。
天塩中川辺りからずっとそうだったのだけど、列車の長さがホームの長さより長いらしく、停車する度、「前の方から降りて下さい」というアナウンスが流れる。
そらそうだ。
沿線に、全く明かりが無いんだもん。谷間を走っているのか平地を走っているのか、それすら分からない。電気来てんのか、この辺、とか失礼な発想が頭をよぎる。
窓に顔を寄せて見ても、見えるのはテメェの面だけ。ちぃとも嬉しくない。
999が走る外宇宙もこんな感じなんだろうか。
確か最初期のエピソードに、味気なくなりがちな星の旅にはクラシックなあの外観が必要なんだ、とかいう話があったような記憶がある。でも本当に必要なのは、道連れなのかな、とふと思う。それが別嬪さんなら言うことナシなんですが!
間もなく終着駅の稚内に着く。「迷宮街クロニクル」も読み終えた。続きが楽しみだねえ。
残る心配ごとは、無事予約が通っているか、だ!
無事、宿に着いて、列車の中で書いてたことをこうしてまとめている。
駅のすぐそばにしておいて良かった。11時の稚内駅前は、コンビニ以外、どっこも開いてねえ。そのコンビニも日付変わったらすぐ閉まるみたい。歩いてんのは同じ列車から降りてきた人だけ。寂しいけど、本来夜ってこんなもんだよね。
フロントは夜勤のじーちゃん二人組。
こういうビジネスホテルは料金前払いなんだが、二人が何か焦ってる。見るとレジの鍵が良く分からず、開けられないでいるらしい。大丈夫か?
定例稽古をしなかった分、というわけでもないけれど、ストレッチぐらいしてから寝ようと思う。
いやあ、運転しないで移動って、楽でいいですね!
No.334|雑記|Comment(0)|Trackback()