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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/13(Tue)09:01

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少しずつ

2008/01/16(Wed)13:19

久しぶりにお仕事先のガッコに顔を出す。

みんな元気そうで何より。


髪の毛を逆立ててきた男子生徒の、頭頂部の毛にそっと触れると、パヤパヤしてて気持ちいい。



廊下を歩いていると遠くで手を振る子が。
あんまり目が良くないので結構近くまで寄らないと誰だか分かんない。

「ちょっと!何で手ぇ振り返してくれないのさ!」

「あー、あんたか。はいはい」

顔見知りだったので、適当に手を振り返す。

「あんたなんかに振ってないわよ。後ろの校長先生に振ってたの!」

ちくしょう、ドリフのコントかよ。
引っ叩いてやろうかとおもいました。



あるセンセイ。
つつつ、と近づいてくる。

「センセイ、来年の配属は・・・まだ分らないんですよね?」
「わはは、例年、次年度どこに配属されるのかギリギリまで分からんのですよ」
「でしたよね・・・」
「ええ、ひどいときは新年度まであと三、四日で別のガッコ行け、って言われたことも」
「うーん・・・言っても仕方ないかもしれませんが、是非、来年もいて下さい!」
「あ、はい!」
「来年が、ヤマなんで」
「あー、彼ら、ですね」
「ええ(にやり)」


戦力としてカウントされるのは、有難いです喃。


メーリングリストで届いた情報では、予算的には芳しくなようですな。
そりゃそうか、このご時世だもんね。
維持されるのか、減らされるのか。
増える方向は、ねえだろうな、たぶん。

できることをできるだけやっとけば、たとえどん詰まりに行き着いたとしても、なんとなーく新しい道が開けるような気がする。それが世の中のしくみなのか、自分にしかない特殊能力なのかは知らんが。

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No.154|心理屋Comment(0)Trackback()

くねくね

2007/12/11(Tue)22:26

よく相談室に来て、ダラダラとおしゃべりしてた少年をよく知る人に会った。

その少年が卒業してから、もうずいぶん経つ。
それに、卒業式での感動の別れとかそういうものがあったわけではないから、たぶんもう忘れられてるだろうと思ってたし、それはそれでいいや、とも思ってた。

ところが、だ。

その人は、少年から私の話を聞いて、それでわざわざ来てくれたらしい。
にこにこと、どれだけ少年が私のことを褒めてたかを話してくれたのだけど、聞いてて恥ずかしくなって身悶えしてしまった。

何かステキなエピソードや長年のお悩み解決、みたいなことをしたわけではないのだけど。
たまに会うたびに、薬にも毒にもならないような無駄話やオタクっぽい話をしてばかりだったんだけど。

「間違いなく、センセイのことを『恩師』の一人って思ってますよ」

分を過ぎた言葉ですわ。
ホントに。


この歳になっても、他人からの評価ってのが全く分からない。

今回のように、思いもよらないところで褒められたかと思えば、請われて働き始めた職場で、手のひら返すような追い出され方をしたこともある。

見る目がないとか見ちゃいないとか、多分そういうことではないんだろうと思う。
きっと、他人からの評価なんてそんなに重要なものじゃないんだろう。

趣味や利害関係とか、そんな程度のもんで、さ。

ああ、おんなじでしたかそりゃ良ござんした、ってにっこり笑っておしまい。
一喜一憂するほどの価値のあるものではないのかもね。



ただまあ、件の少年が今も元気でいることと、自分とのかかわりを楽しかった思い出の一つに数えてくれてるってのは素直に喜んでもいいよね。

・・・結局喜んでるんじゃん。

No.120|心理屋Comment(0)Trackback()

昼行燈

2007/12/07(Fri)03:07

「この相談室も、ホントに人が来るようになったねぇ」

「そうかな?うん、そうかも」

「最初の頃はもう・・・ソウダンシツ?ナニソレ?みたいな感じで」

「へー、そうだったんだ」

「カウンセラーはやる気ないし」

「えー、そう?やる気はあるよ。一所懸命やってるヨ?」

「・・・Kさん遅いな。来て話したい、とか言ってたんだけどな」

「あーそうなの?いやまあ、話したければ来て話せばいいし、別に無理して話さなきゃいけないってわけでもないしさ・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

「あ!コレか!」

「うん」

「確かに、やる気なさげな返事に聞こえるかー」

「うん」

「ちょっとショックだ」

「でもまあ、いいんじゃない?」

「そういうもんかね」

「んー」

「ん、ならいいや」

No.114|心理屋Comment(0)Trackback()

コケさん

2007/12/04(Tue)22:20

ちょっとやんちゃな(婉曲表現)中学生男子に、徒競争を挑まれた。

「君、スリッパじゃん。勝負にならんよ。ほら、逃げてみ?」

3歩で追い込んだ。

「じゃあ、オレ、スリッパ脱ぐよ!」

人気のない放課後の校舎。
職員室横の数十メートルの直線廊下。

後で文句言われないように、一歩下がってスタートしてやることにする。

「いちについて、用意、ドン!」

少年が走り出したのを確認してから、スタートする。

どだだだだだだだ

10メートルも行かないうちに抜き去る。

背後の足音が少しずつ遠ざかる。

おろしたての上靴ががふがふしてるのが気になるが、まだ加速できる。

止めていた息を、少しずつ吐き出す。

「シイィィィィィィィ!」

フルコン系にはお馴染みの、少しギアを上げたときに出る、歯と歯の間から息が漏れる音。
これをやる度に、アンデルセン神父みたいだよな、とか思う。

腿に力がみなぎる。
まだだ。
まだ加速できる。

ふはは、少年よ、これが大人げない大人の力だ!



・・・あれ、腿が上がらなくなってきた。
靴の中で、足がずれる。
んむ、前に、足が、出な・・・・・





ごん

どん

ざーーーーーーーーっ





コケました。

思いっきり。


すっ転んで、その勢いのまま廊下をスライディング。
少年に圧倒的な差をつけたままゴール。


いやもー、少年には散々笑われましたとも。

「まるで赤ちゃんみたいな転び方だ!!!」

いや少年、君は正しい。
足を出そうとして、出せずにコケる。
これは歩き始めたばかりのちっちゃな子どものコケ方だ。
うう、腰痛になって以来の2か月ほどで、思ってた以上に衰えてたみたいッス。

鍛え直さにゃ。


「今日から、”コケさん”って呼んでやる!」

なんじゃそりゃ。

後で見てみたら、ズボンの膝のあたりにでっかい穴が。
スライディングしたときに、熱で溶けたらしい。
中学生か、オレは。

当て布見つからなかったら、スーツひとつおしゃか、ってこと?
ひぃ。

No.113|心理屋Comment(0)Trackback()

継ぐもの

2007/12/03(Mon)05:21

とある人に、

「将来、大学に行って心理学を勉強したい」

と言われた。


特に言及されたわけではないのだけど、もしかして自分とのかかわりが影響してんのかな、と思った。


なんか、嬉しくなった。

別に後を継ぐ、って言われたわけじゃないけれど。
少しでも、ほんの一部分でも、自分の何かが誰かに受け継がれてくってのは面白い感覚だわ。

自分がこれまで色んな人から色んなものを受け継いだように、自分も誰かに何かを伝えられたらいいなあ。

No.112|心理屋Comment(0)Trackback()