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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/06/24(Tue)20:34

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波動昇竜

2008/07/14(Mon)14:43

週末、定例稽古を休んで某所で講師仕事をしてきた。

壁に貼ってある絵が不気味、って話を以前に書いた、そこね。
行ってみたら、不気味な絵は剥がされて、当たり障りの無い静物画に変えられてました。
??読まれてるのか??ってンなわけは無いと思うが。


2科目を2時間+4時間の計6時間で教えることになっていて、それぞれレジュメがあらかじめ用意されていたのだけど。
2時間しかない方がレジュメの枚数が多いってのもどうなのかと思う。
配分を変える権利は無いから、枠内に収まるようにホントに中心的な部分しかお話できなかったけど。
まあ伝えるべきことは伝えたかな。

以前は知識をいっぱい詰め込んで、日々の仕事の中でそれをどう生かすか、ってことしか出来てなかったんだけど、最近は少し視点が変わってきている。
もちろん知識を生かすことは重要ではあるんだけど、広義の「アセスメント」がもっと重要なんじゃないか、周囲の人から必要とされているんじゃないか、と思っている。

何がその人に必要で、そのためにどうすればいいか、前にやってみたことはどの程度効果があったのか、それをさらに進めるには何が必要なのか、だれに、どこに働きかければいいのか。

とかなんとか、そんな話をしたんだけど、今にして思えばちょっと難しすぎたかな。
介g福祉士を目指してる方々だともっと具体的な、直接的な話のほうが良かったのかもしれませぬ。

いやまあ、楽しんではくれたみたいですが。




夜、いつもの焼き鳥屋で一杯呑む。

ここ数週に渡って、一緒に呑んでる面子とまた一緒になる。
この日もマンガやアニメの話や野郎だけでさくらんぼ狩りに行こうか、とかそういう話もしたけど、ゲームの話にもなった。

「のんたろうさん、『ストII』強いんですって?」
とF澤氏。マスターから聞いたらしい。
うーん、いつかの年末に鬼のような叩きのめし方したのを、まだ根にもたれているのか。
「ええと、まあ、人並みに・・・」
「よし、やりましょう!」
「へあ?」
「これから、近くのキャッツaイ(大型アミューズメント施設)に行って、勝負です!」
「ぬあ?」
「オレは昔っからリュウ使いなんです。のんたろうさんは?」
「ええと、春麗を・・・・」
「よし!オレの波動昇竜拳で叩きのめしてやります!」
うわあ、F澤氏、ちゃんと波動昇竜拳できるのか。やっかいだなー。

知らない人のためにちょっと解説。
格闘ゲームの古典(?)『ストリートファイターII』の主人公キャラ、リュウにはぜひ覚えておくべき必殺技のコンビネーションがある。その代表格がF澤氏の言う「波動昇竜拳」なのだ。
波動拳は、腰だめした手のひらを前方に突き出すことで飛び出す気弾。ドラゴンボールの「かめはめ波」の元ネタだ。一方、昇竜拳とは、見た目は単なるアッパーをジャンプしながら出すだけなのだが、上昇中は完全に無敵で対空兵器としては最強の部類に入る。
単体ではそう恐ろしくない技ではあるのだが、組み合わされると非常に厄介になるのだ。

波動拳に対してできることは、ガードしてスタミナを削られるか、跳んでかわすしかない。
かわしざま飛び込んで攻撃してしまえば、攻防同時に出来るので一般的にはそうする。対CPU戦はそれで十分だ。波動拳を撃った側も、ぼーっと見てないできちんとガードすればノーダメージになり、攻防は振り出しに戻る。

だがしかし。

ガードが間に合うということは、波動拳を撃った後の硬直が解けているということで、それは同時に次の攻撃を出すことも可能である、ということを意味する。
つまり、上昇中無敵の昇竜拳を出せる、ということなのだ。

具体的にどういう状況になるか。
・相手が波動拳を撃つ
・波動拳を飛び越えるようにジャンプし、蹴りを放つ
・蹴りが当たる寸前、昇竜拳発動
・一方的に撃墜され、ダウン
・振り出しに戻る

波動拳のような飛び道具を持たない、あるいはかわす手段を持たないキャラ(私の使う春麗なんかは代表格)は、よっぽど工夫しないと何にも出来ないままに負けることも十分あるのだ。
特に画面端に追い込まれたりした日にゃ目も当てられない。


閉店した焼き鳥屋を後に、ゲーセンへ向かう我々。
他愛の無いおしゃべりをしつつも、私だけは頭の中で対戦をシミュレート。百裂三段出せるかなー。

駐車場はさすが週末、たくさんの車が停まっていた。
とあるワゴン車の横を過ぎる。視界の端に、運転席の窓が開いているのが見えたような気がした。



ぐが

ぐがごごごごごっごっごっごごごご

獣がうなるような音がした。

「うわ!」

運転席で、ドライバーが仮眠を取っていたらしい。
人が乗ってることすら誰も気にしてなかったのに、急にいびきが聞こえたもんだからすんげえびっくりした。

てか、もしかするとびっくりしてたのは、私だけだったかもしれない。

「ぶは、どうしたの、のんたろうさん?」
「ナニそれ!」

みんなの目に映ったのは、右足を大きく引いて腰を落とし、両手を前方にやや脱力した状態で置いたワタシの姿でした。ええと、心意六合拳?とかそんな構え。

深夜のゲーセンの駐車場、おそらく酔っ払いすぎて車の中で高いびきで寝てるオッサン。
そのオッサンに向けて、日常とはかけ離れた真剣な構えを見せる、もうひとりのオッサン。

そりゃ笑うよなぁ。

昔っからそうなんだよなあ。
びっくりすると、すぐさま臨戦態勢になる。
いや、大事なことなんだけど、笑われるよなぁ。


しかも、ゲーセンは開いてたけど深夜0時を過ぎると『ストII』なんかを設置してあるスペースを閉めてしまうらしく、対戦は出来ませんでした。

「じゃあ来週はゲーセンで待ち合わせ、ということで」

練習しとこうかな、って言ったらマスターに「そんなにしてまで勝ちたいの」と笑われました。
ええ、勝ちたいですとも。


しばらくこの面子の間では、「びっくりしたら構える」が流行りそうです。

お恥ずかしいったらありゃしない。

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