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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)01:24

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立っている人がいる

2008/12/26(Fri)00:28

足首の内側が腫れた。

いつだったかも同じように腫れたことがあったけど、今度は逆の足だ。
たぶんまたなんぞ雑菌でも入ったんだろうとは思うけど、前回自然治癒するまで放置してたら実家の親にしこたま叱られたんで、観念して病院へ行った。

ああ、前回見知らぬ人の悪口をさんざ書いたんで、バチでも当たったのやも知れませぬ。

病院へ行ったらレントゲンだ血液検査だと大げさになってきて、肝っ玉のミクロマンなワタクシはビビる。

今はレントゲン写真さえデータになってんのね。
診察室のPCモニタに膝下の骨がくっきりと表示されてました。

あー、細い骨。
よくもまあ、こんなほっそい骨で体重支えたり蹴ったり蹴られたりしてるなあ。
エライぞ、足の骨。
あと六十余年がんばってくれたまい。

太さは心もとないけど、色はスッキリしていていい感じ。
綺麗だなあと思う。
足首辺りの細かい骨の組み合わせは、複雑なメカの組み合わせみたいで無駄にワクワクする。スーパーロボットの臭いがするよ!

骨で炎症を起こしていると言うことも無さそうだし、関節の稼動にも問題は無さそう。血液検査の結果はちょっと先になるみたいだから、それまでは抗炎症剤(だと思う)飲んで冷やして足高くして寝てろ、ってさ。


多分、疲れて抵抗力が落ちてるってコトだと思うんだよなぁ。
歳だなー。
てか、そこまで疲れてるって事態そのものが不味いんじゃないか?



といったカンジで少々腫れた足を引きずりつつ、出前授業してきました。
いつもお世話になってる某予備校の人から、某大学でいつもの資格試験対策の授業をして来い、ってな依頼。
もちろんその大学にも専門家はいるはずなんだけど、「外部の、受験対策の専門家から喝を入れてもらいたい」って理由らしい。
まあ裏の事情もあるようですが、こちとらには関係ないので良い授業をするだけでゴザイマス。

この授業の準備に丸一日近くかけて、その後から足首が腫れだしたんだよな。


えーと。
「1コマ90分だけど、途中で5分ほど休憩入れてください」
ってなカンジの指示があったのだけど。
これはアレですか、学生さんたち90分集中力が持たねえってことですか。
いやまあ、持たないのは別に珍しかねぇのですが、そっからどう戻すのか、とか気づかれないようにサボるとかするのが大学生の腕の見せ所じゃねえのですかい。
だいたい、90分のうち途中で5分休憩入れたら40分とか45分に分けることになるじゃないですか。つまり、そりゃ小学生並みの授業時間ってコトじゃないですか。

うーん。
塾の中学生の方がまだ集中力あるぞ。
ああ、勉強する習慣のない子たちが多いんだなあ。
習慣っていうか、訓練か。

いつも通り、寝るヤツは放っておいたのですが(授業で話したレベルのことを、自力でできるっていうならやってみるがいいさ!)。
喋るのは止めて欲しいなあ、と注意しておいたつもりなのですが、それでも喋るんだもんなあ。

「あー、喋るの止めてね」
しーん。
「はい、じゃあ続き・・・」
ボソボソボソ
おいおい、数秒も持たないの?
キミらアレか、昆虫かなんかか?

目立たないと思ってんのかもしれないけど、そもそも教室って声が響くように作ってあるから、こっちの声が届くってことは自分たちの声も届く可能性があるってこと気がつかないのかなぁ。

馬鹿ってのは、本当に可哀想だと思う。

声色を変えて、
「怒鳴った方が、いいか?」
って言ったら止まりました。
昆虫よりはマシなようです。


授業終了後、声をかけてくれる生徒さんがいた。
「お疲れ様でーす」
「はい、お疲れさん!」
「・・・・」
「ん?」
「先生、オレのこと、覚えてます?」
「ん?アレ?うん、あれ、どこで合ったんだっけ?」
「専門学校で、心r学教わってた」
「あれ、もしかして、『大学に編入したい』って言ってた?」
「そうです!先生に資料もらったところはダメだったんですけど、ここに編入したんです」
「うお、すげえ!ホントに編入したんだ!」

もう2年も前になるのか。
いつも行ってる専門学校の学生さんに、「大学に行きたいんだけど」って相談されたことがあって、自分の母校の資料をドカンと渡して「フハハ、やる気があるならやってみるが良い。道はほれこのように」って編入の話をしたのだけどその後音沙汰無かったもんだから諦めたのかなーとか思ってたのですが。

すげえなあ、本当にやってのけたんだ。
正に、そこにシビれるあこがれる、ってヤツだ。
意思を貫き通して、行きたいと思った場所に立っている人がいる。
それだけでなんかこう、力が湧いてくる感じがする。

ちょっと言葉を交わしただけで彼は友達とお昼ご飯を食べに行ってしまったんだけど、その姿はフツーの大学生で周りとなんら変わるところも無くて、そこがまたさりげなくていいなあ。きっと今まで色んな障害があったに違いないけど、それをひけらかしたりすがったりすること無く淡々と日々をすごしている。

うーん、漢前(おとこまえ)だねえ。


この授業で年内のお仕事は一区切り。
塾の冬期講習はまだ何回かあるけれど、少しゆっくりして英気を養おうと思う。

締めの仕事でいい気持ちになれたよ。
ありがとう、ってその人がここを見てるわけないのだけど。




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No.346|講師仕事Comment(3)Trackback()

Comment

無題

2008/12/26(Fri)17:21

すごぉ~い!そんなシビレル人がいるんですねぇ!!あたしも、誰かをシビレさせるよーなそんな生き方をしてみたいッス(>_<)

No.1|by RUI|URLMailEdit

無題

2008/12/26(Fri)17:53

あ、何度もすいません。さっき言い忘れたんで(^_^;)

足、お大事にしてくださいね~♪

No.2|by RUI|URLMailEdit

無題

2008/12/27(Sat)23:37

RUIさま、ようこそいらはいました。

お気遣いありがとさんです。
山は越えたと思うんですけどねぇ。

まあのんびり治しますわー。

No.3|by のんたろう|URLMailEdit

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