いつもお世話になっている専門ガッコに授業しに行った。
職員室に入り、専任の先生と事務の方たちに挨拶しながら、非常勤講師の席に向かう。
顔見知りのセンセにご挨拶していると、横から見知らぬ若い女性にニコやかに挨拶された。
おや、新しい非常勤のセンセイかな?若い女性の講師とは珍しい。どれ、せいぜいお愛想振りまいて仲良くさせて頂こう、と下心満載の微笑みを浮かべたところでふと気づく。
いや、オレはこの女性を知っているッ!
どこで会ったか忘れたが、確かに知っているッッ!
とかなんとか微妙なツラしてたら、その女性の方から
「お久しぶりです。卒業生のNですー」
と挨拶された。ああ、この春この専門ガッコを卒業した人だ。道理で。
聞けば職場から「年明けすぐの国家試験に一発合格でくるよう、休んでガッコ戻って勉強してこい」と言われたらしい。
フハッ、恵まれた職場ですなあ。
「センセイ、助けて下さい」
「ふむ、如何ようにお助けすれば宜しいか」
「国試の時、横に立っていて下さい」
「応、担当科目ならお受けしましょう」
阿呆なやり取りしたりして、何故か私の授業を受けて行くことに。
少しでも役に立てたなら良いのですが。
授業終了後、とある学生さんから辞めることになった学生さんの話を伺う。出席日数の危ない学生さんだったから仕方ないな、と思う一方、何となく凹んだ。
自分の授業がも少し違ってたなら、もしかして違う事態になったんじゃないかな、とか。
もちろん自分で背負いこむべき責任ではないことはわかっていますけどね。
少なくともあの学生さんは、こんな風にアタシが凹んでいることなんざ知らねえでしょう。
いやまあ、もちろん知る必要もねえのですが。
うん、まあ仕方ないか!
縁があったらまた会おう!
お元気で!
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