古武術で最近有名な甲野先生をTVで見た。
「ナンだ!」って番組だっけ。
はー、相変わらずすんごい動きしてるのね。
わからん動きだらけだ。
がんばれば、自分でももしかすると似たような現象を起こせるかもしれない。
けどアレだ。
甲野氏の動きほど洗練されたものにはならんのだろうな。
昔よりは分かるようになったとは思うんだけど。
不思議な動きだな。
――――――――――
番組の終わりごろ、この手の動きをどう身につけるか、その練習方法についての話になった。
一本歯の高下駄はいて、初めは歩くだけ、慣れたら荒地などの足場の悪いところで色々と動いてみなさいとのこと。
あんなの履いて歩けばすぐにバランスを崩して、足首を捻挫しそうなもんだけど。
踏ん張るのではなく、「膝を抜いて」転がりなさい、とおっしゃるのだ。
そうすれば怪我はしないし、「抜く」感覚がわかるだろう、とも。
高校生の時の部活を思い出した。
部活、といっても一年くらいしかいなかったのだけど。
バレーボールをやっていたことがありましてね。
一年ぽっきりしかやってないから、色々と今でもよく分からないことがあるのだけど。
分からないことの中のひとつに、「ネット際のプレー中、人の足の上に着地してしまって足首をくじく」ってのがありまして。よく先輩たちが怪我してるのを見て「えー、そんなん、力抜きゃあ転がっておしまいじゃん、何で怪我すんの?」って不思議に思ってたのですが。
アレなのね。
一般的には、そういった瞬間、反射的に力が入って突っぱらかってしまうもんだったのね。
で、変な角度で関節に力が加わって捻挫する、と。
自分は運動がまるでダメだったせいか、そういう反射が発揮されずに(できずに)、ふにゃん、と、甲野先生がおっしゃるところの「抜く」って動作が自然とできてたんだなあ。
もちろん初心者だったから、先輩方ほどコート内でプレーする機会がなかったから上手くやり過ごせてただけかもしれないけど。
当時、「抜き」が多少なりとも身についてたのだとしたら、きっとフルコン系の空手の稽古の中で身についたんだろうなぁ。
問題は、それをどうやって発展させるかだよなー。
うむむ。
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