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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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定例稽古

2008/09/21(Sun)23:58

いつもの体育館に行ってみたら、
「専用使用になっているので使えません」
だとか言われた。

なんじゃい、例のカラーテキッズども、ついに我々を締め出しに来たか、とか思ったけどさにあらず。

「スポーツチャンバラ」やってんだと。

スポーツチャンバラってのは、チャンバラごっこをルール整備して競技にしたもの、らしい。
いやまあ習ったことがあるわけでなし、入門書にちらっと目を通したぐらいなので一応「らしい」と付けておきました。

一般的な長さの刀のほか、薙刀だの槍だの、確かヌンチャクとか鎖鎌なんかの少々特殊な兵器なんかもつかってたハズ。ただ、どの武器も当たっても深刻なダメージにならないよう工夫されてるので、そういった意味では注目してるんだけど。

どこでやってるのか知らないのと(だったら、調べりゃいいのだけど)、攻撃の有効判定があまりにもシビアなので自分で本格的にやることはないだろうな、と思う。聞いた話だと、かすめただけで有効と判定されるとか。どんな猛毒塗ってあるんだ、そりゃ。もちろん、競技として発展させるためには必要だってのはわかるんだけどね。
その動きに慣れちゃうのはよくないな、と個人的には思うので。

競技としての面白さを否定するものではないので念の為。


せっかくなので、ちょっと覗かせてもらった。
指導者の方は袖の長い胴着を着てらしたけど、参加してる子どもたちがそろいもそろって普段着だったのでちと驚いた。体験コースとかだったのかな?


別な体育館に移動する。


今日はずっと杖術の型稽古。

先週やった「着杖(つきづえ)」の復習。
杖の中央を右手で持って体側に垂らした「常の構え」から、正面に杖を持ってきて手の内で滑らせ、床につける。
それを見て剣は剣先をこちらに向けてから構え、つかつかと近寄り、切りおろす。
杖は右後方に「すっ」と下がってかわす。その時の動きは「し」の字や桂馬の逆っぽいカンジで。重心は後方、左手足を前に。杖には両手を添え、ちょうど鍬を振り下ろしたような感じで持つ。いや、後屈立ちで鍬振り下ろすヤツはいねぇけどさ。
杖の先を、右側に半月を描くように振り上げ(振りかぶり過ぎない)、相手をのけぞらせるように振り下ろし、小手を打つ。同時に杖の先で相手の腹を抑える。形意拳の槍の振り上げ方と混同して覚えてたので注意。
剣はそのままでは何もできないので、一歩下がって上段に構える。
杖は前にある左手ギリギリまで杖を引き、突きの用意をする。この時、相手から見てこちらの杖は先端の「丸」しか見えないようにする。これはもちろん、距離を読ませないため。左手を伸ばして「迎え」に行かないように、引いたときに沈み込まないように注意。
剣は切り下ろしたいけど、行ったら間違いなく突きのカウンターを食らっちゃうのでためらう。
その間に杖は後方の右手を剣にばれない様に持ち方を変え、右足を一歩踏み出しつつ、杖の後方に伸ばした側を振り下ろす。狙うは上段に構えた剣の左小手。斜めに回転させないように、左手を下げないように、右手を上手く滑らせるように注意。
収式(っていうのか?)は省略。離れ際も隙を見せないように、ってことね。


さらに「雷打」らいうち、だったかな?

右手足前の正眼で構えあう。
ただし、杖は右手を逆手に握る。手首を返さず、肘を伸ばし切らず、とコレが難しいんだけど。
正中線は絶対に取らせないようにしないといけない。仮想敵は剣術だから、前に出てこられただけでこっちはザックリだもんね。
で、正中線を取れない剣は仕方ないから上段から肩口に斜めに切り下ろそうと振りかぶる。
すかさず杖はまっすぐ踏み込み、同時に杖を頭の上にかぶるように持ち上げ、先端で中段を突く。天秤打法の逆、って書いて分かる人いるのか。
ここがどうしても上手くできずに苦労した。どうしてもまっすぐ入れないのだ。切り下ろされる前に踏み込んで止めるからかわす必要はないのに。怖いのかな、やっぱ。避ける分遅くなってかえって危ないのに。
振り下ろせない剣は仕方ないから一歩下がって斜めに、今度は首を狙う。
杖は瞬間的に転身、今度は左手が前にくる同じ姿勢で中段を突く。

と、いうことになってるんだけど最初の突きが丸で駄目の介だったので、独りでそこだけ繰り返し練習してたせいでこの辺はよく分からん。数回やったときも、その場で転身せずに下がる相手に間合いを詰めて密着しようとしてしまう始末。どれだけ追い詰められて必死になってんだか。
そりゃ武器の間合いじゃないっちうに。

他にも名前忘れたけど
・足切りを打ち返す
・引かれる前に剣の側面を打ちつける
・そのまま小手打ち
・中段に突き
ってのもやったな。



武器は未だに怖い。
型稽古だってのはもちろん分かってても、相手が武器を構えるのを見る度、
「あー、死ぬな、こりゃ」
とか思う。いや、素手の稽古してても思うけど。
武器のときは緊張感というか気力の消耗が桁違いだ。
この日なんざどーも武器の捌きが変だな、いやいつも以上に、とか思ってたら緊張のあまり武器を握った手が固まってました。そりゃ手の内とかどころじゃないよな。
初めて銃で人撃って、緊張と興奮のあまり銃から手が離せなくなっちゃった人みたいな状態。

「武器を握る力が生きる力だ」ってどっかの誰かも言ってたし、今はまあこれで良しとしておこう!

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No.312|稽古Comment(0)Trackback()

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