専門ガッコでの補講の後、友人R1と観て参りました。
いい歳したおっさんが二人で観に行くものではないと思うのですが。
「行かねえ?」って言われたら「あーええよ」と答えてしまう、安請合い大王だなあと思う。
内容にも触れると思うんで、一応隠しときます。
熱心に観てない上にあんまり良いこと書いてないので、楽しみにしてる人は、読まぬよう。
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週末でもあり、話題(?)の映画でもあり、よく行くシネコンの中でも特に大きなハコが割り当てられていたのにも関わらず満席に近い状態に。
隣は妙齢のご婦人二人連れ、後ろはカップル。
・・・ちょっと嫌な予感。
プロローグで世界についての解説をちょっと。
こういうのって、本編中で語らなきゃいけないんじゃないのか?
新人漫画家なら、「ネームでの説明が多すぎる!」とか焼きを入れられるのではないか。
英文が表示されてなかったから、もしかすると日本版オリジナルなのかも。
「全部で3部作であり、次回では~、最終作では~」
説明文の最後がスクリーンから消えると、後ろの方から、若い男性の小声が聞こえた。
「え?これ、3部作なの?」
一年ぐらい前から、この映画って映画館で立て看板おいてたり予告編ぽいもの流したりしてたし、TVや雑誌なんかでもたぶん取り上げられていたんじゃないかと思うのですが。
少なくとも、この映画に関して全くもって期待も興味も持っていない私でさえ知ってたのに。
今の日本で公開直後にわざわざ観に来るような人で、そんな情報から隔離されることもあるんだねぇ。
特に疲れてた訳でもないのだけど、前半はうつらうつら。
ライラに感情移入できなかったなあ。
気が強いばっかりで、それに見合う力もなくて、大事なアイテムをホイホイ取り出すわ怪しい人について行っちゃうわ、阿呆な子どもだとしか思えないわ。
何で後半、急にりりしく、賢くなったの?寝てる間になんかあったの?
羅針盤の不思議パゥワーなのかしら。
「ダイモン」は面白い表現だと思った。
「魂が身体の外にあらわれたもの」として表現されていて、子どもはいろんな動物にころころ変わるし、大人はほとんど変化しない。
てか、ダイモンだけ見てたら役者の演技いらないかもね。
怒ってんのか怯えてんのか、心情を知りたかったらダイモン見た方が早そう。
面白いなあと思ったのは、どんな生き物の形をとったダイモンかで、その人の大まかな性格傾向がうかがえるという点。暴力的なキャラクタは暴力的な生き物が、人品卑しそうな奴には卑しそうな生き物がダイモンとなっている。特に気にした様子もないから、たぶんあの世界にはダイモンになってる生き物は存在してないんだと思う。少なくとも白クマのダイモンはいないみたいだ。
どっかの雑誌で、「JoJoのk妙な冒険」のスタンドと同等の、まったく新しい表現だ、とか書いてたけど、それほどでもないと思う。
鎧を着た白くまちゃんもよく分らんかったな。
基本的にはきっと腕力バカなんだと思うんだけど。
偉そうなこと言う割に、あっさりと人海戦術でねじ伏せられそうになってるし。もしかして、フック掛けられない分、鎧なしの方が強くない?機動力も上がるみたいだし。
あの巨体の突進を捌けるかな?とか思ってスクリーンを見てたら身体がビクッと震えた。
どうやらイメージの中で体捌きでかわそうとしたみたいです。受けるであろう衝撃を想定して腹筋が反応したけれど、多分ムリ。当たり前だわな。自動車が突っ込んでくるようなもんだし。
ニコール・キッドマンは良かったなー。
虐待をしてしまう人って、もしかするとこういう雰囲気や表情をするのかも、とか思った。
感情の起伏とか、愛憎が複雑に絡み合ってるとことか。
白くまちゃんが、ライバルの白くまちゃんになんで勝てたんだろう。
前足引きずって、明らかに勝負ついてたし。
同種の生物の大人同士で、あんな一撃が出せるもんかい。
やっぱアレか、「仮面ボクサー」の最後の必殺技、「30年パンチ」と同じ理屈なのか。
どこかで誰かが書いてたみたいに、たぶん原作のかなりの部分を端折ってるんだろうね。
第2作、第3作と解明されてゆく謎も多いんだろうけど、「何で?」って思わされてばっかりでした。
とどめを刺されたできごと。
終了後、スタッフロールの流れる間、隣の席の女性、っつーかババァどもが、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとしゃべり続けていやがった。
嫌な予感、大当たり。
さすがに最近ケータイを開く馬鹿は減ってきたけど、手前ェん家のお茶の間と勘違いしてるんじゃないか、って感じでしゃべり続ける阿呆がたまにいる。家でビデオだのDVDだので気軽に映画を楽しめるようになったせいもあるんだろうと思う。
せっかく安くない額はらってんだからさ、余韻に浸らせてくれよ。
ほんの、あと数分、黙っててくれよ。
字幕の上映をわざわざ選んでるのはさ、日本語聞きたくないってのもあるのよ。
小さな声でしゃべってるつもりなんだろうけどさ、ひそひそ声はそれはそれで気になるのよ。
「ウチに帰るまでが遠足です!」じゃないけどさ、明かりがつくまでが上映だぜ?
人気の映画を観に行くのがあんまり好きじゃないのは、趣味がずれてるってのもあるけれど、こういう阿呆と出くわす確率が高いからなのよ。
一人で行くときは必ず、最終回や平日を選んで行くもの。
なんかなー。
もうちょっとどうにかなんないもんかねぇ?
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無題
2008/03/17(Mon)11:55
自分も余韻に浸りたい人間なんでね。
上映中にポップコーンぼりぼり食べてたり
よく動く人も目に入るといらっとしてしまう…(´∀`;)
しかしたまには映画も見に行きたいっすなーw
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