日々の暢気眼鏡

子供ではなくなって、もうずいぶん経つので忘れてしまっていたのだけど。
子供ってのは、本当に無力なのだなぁ。

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つい先程までの、ガッコの先生にはちぃとも分からんオタク的な話題を話してたときと全く同じ口調で彼が話すその話は、まさに開いた口がふさがらなくなるほどの内容だった。

なんてーかさ、周りの大人がそうしちゃったならさ、子供はそれについてくしか選択肢って無いのな。
軽い話なら、おいおい、そりゃないでしょ、ですまされることだけどさ。

それって、人生に関わる重大なことじゃん。
説明もなしにそうしちゃうの？
それで、彼が納得してると思っているの？
事情があるならあるとか、いつか説明するからとか、言ってないでしょ？
いくら相手が子供だからって、失礼じゃないの？

「気軽に謝るヤツは、気軽にまた同じことを仕出かす」
みたいなことを、どっかの怪しげな古道具屋が言ってたけど。
前と同じようなこと仕出かそうとしてること、疑われてるよ？
誤魔化せてると思ってるの？
隠す気があるなら、着信メールにロックぐらい掛けとかなきゃ。



もちろん、彼が言うことをそのまま鵜呑みにしてガタガタ騒いだりはしないけどさ。
少なくとも、彼にとっては事実なんだろうし、それは尊重されるべきだと思う。


きみはさ、その不当さ、理不尽さについてさ、もう少し腹を立ててもいいんだよ。
考えたこともなかったみたいだけど、さ。