先日の小ガッコの会議に出させてもらった時に、「一日居てみてくれない?」と言われたので、お言葉に甘えて一日過ごしてみた。
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初っ端から、一番偉いセンセイに連れられて、全クラスに挨拶めぐり。
初めのうちこそ遠い昔、転校生を何度かやるハメになった時の嫌な記憶が甦りそうになったけど、すぐに慣れてしまった。
一番偉い先生と二人で教室に入ってくとこなんざ、ちょっとお笑いのヒトみたいでニヤニヤしてしまったり。
「ウロウロしてるんで、テキトーに声かけてくれたら嬉しいです!」とかぞんざいな物言いをしてみたり。
ちょうど、もうすぐ学習発表会がある時期らしく、体育館での劇の練習をぼーっと眺めてたら「中休み」ってのかな?ゾロゾロと体育館に子供たちが。
「鬼ごっこやろー!」
ええ?オレと?
「応!やるか!」
・・・どうしてこう、調子に乗りやすいんだろう。
しばらく運動してないし、腰の調子も正直不安だ。
やるからには、全力で追いかけるがな!
忘れてたよ。
小学校低学年の子供って、すぐ転ぶのな。
いやーん、くにゃ、って。
そして、運動不足で弱った足腰は、加速のついた自身の身体を支えること能わず。
ガチンコな走りに対応してない、安物の上靴はちっとも床をグリップしない。
停まれません。方向転換も、利きません。
やべぇ、このままじゃ、踏む。
受身?
否。脛に触れかねないようなとこに人の身体が横倒しになってると、何故か動きが制限される。
アレだ。渋川センセがよく使ってた技。あんな感じ。
真っ直ぐ倒れるワタクシ。
それでも、このままなら子供に全体重を浴びせることになってしまう。
左手の肘から先を床に打ち付けて、前受身。
肘から突いちゃったんで、物凄い音と痛み。
それでも、勢いを殺しきれない。
ああもう、子供をつぶさなきゃ、もうどうでもいいや。
次に着地したのは、顔。
一瞬、天地が分からなくなりました。
「大丈夫!?」
「うん!」
ああ、よかった。
後で廊下を歩いていたら、
「あ!顔から転んだ人だ!」
と後ろ指をさされました。
いいのか、俺の人生、これで。
いや、お仕事的には、多くの人から「毎日居なさいよ!」とか言われたんで、十分成功だと思うけどさ。
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