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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)03:25

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経験の内

2008/12/17(Wed)03:13

お仕事先で、集会にお邪魔させてもらった。


内容は、これから大詰めになる受験勉強や長期休みの過ごし方についての注意とか、合唱とか当たり障りの無いもので。

でもこれまでとはちょっと様子が違ってて、何と言うか、静かなのだ。
色々あって、やんちゃな(婉曲表現)男の子たちも大人しくなったのかねぇ、とか思いながら体育館の後ろのほうから学生さんたちが歌う様子を眺めていた。


用事があるのか途中退室された偉い方が、会釈するワタクシに実に久しぶりに声をかけて下さった。
「合唱、上手いでしょ?」
左意ですな、とうなずくアタクシ。


とまあ、これで終わればどうってことない話なのだけど。
後で別件の打ち合わせをしてた時に、やんちゃな(婉曲表現)男の子たちのうち、中心的なのはほとんどその場にいなかったと聞いた。

ちょっとだけ、嫌な感じがした。

いなかったと言っても、サボってその場にいなかったのではなく、早退したり休んだりしてるってことらしい。
いつだったか偉い人が言ってたように、彼らは順調に孤立させられてるってことか。


最近思うようになったことなのだけど、人々の間で暮らそうと思うのなら、人々の間で暮らす経験は絶対必要なんじゃないだろうか。サンプル数が少ないから印象論以上のものではないのだけど、人から離れた生活してると、大勢の人の中に戻ることはすごく難しい。明文化しにくい何か(単純に経験といってもいいかも)が足りないせいじゃないか、と思うのだ。

それはさて置き。

偉い人といつか話したように、そして上に書いたように、集団を経験するというのは必要なことだと思う。
できれば、みんなで協力し合って達成感を得られる方がいい。
でも、そのために誰かを切り捨てるようなマネはしないほうがいいと思う。


ちっちゃな集会で、ささやかな成功を体験した。
それはスバラシイことではある。
そういったことを一個一個積み重ねて、その結果として自信ってものが身につくんだろう。

でもなあ。
一部の人間を切り捨てることで目標を達成するなんて、非常事態でもなきゃやっちゃイケないんじゃないのかなあ。少なくともガッコで体験すべきことじゃない気がする。

ンなことするぐらいなら、いっそ失敗しちまえばいいんだ。
失敗だって経験の内なんだし。

多分、あの中にいる何人かは、この先目標を達成するのにジャマになるヤツが出てきたら容赦なく切り捨てる思考をするようになる、と思う。・・・少し大げさだけど。
なんたって、ガッコでやってたことだからね。
多少の知恵のあるヤツならやらないだろうけど、バカはやらかすと思う。



とか何とか思ってはいるけれど、実際に自分があのやんちゃ坊主(婉曲表現)どもを含めた集団を自在にコントロールできるかっていうと「できっこ無いッス」と泣いて謝るしかないから黙っております。

連中に対しては「自業自得じゃねえの?」って思いも少なからずあるしねぇ。
くすくす。

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No.344|心理屋Comment(2)Trackback()

Comment

無題

2008/12/18(Thu)01:57

小学校の時そーいうのありました。笑
ほら、30人で脚繋いで走るのあるじゃないですか。あれで一部の男子生徒から「36人居るんだから足の速い30人でやろうぜ」的な意見でました。クラスの中で私一人反対。
足の速い人だけでやってましたよ。えぇ。
当日になって仲良しごっこの好きな女の子達が泣きながら一緒に走ろう皆で走ろうと言ってきましたが
私一人走りませんでした。

あー懐かしい。
ちょっとお喋りしたくなりました。
場所とっちゃってすみませんでした。
では、また今度。

No.1|by ぬまたろう|URLMailEdit

無題

2008/12/19(Fri)16:17

ああ、2人3脚の大勢版ですな。
テレビ番組で一時期流行ってたような気がします。

今でこそエセ体育会系として一端の顔しているワタクシですが、本来は残り6人の側の人間です。当時は当時なりに諦めて生きていました。

今もそうですが、当時の私も多分、その場にいたら
「何でコイツら泣いてんだろう」
と思ったでしょう。
でも、ぬまたろうさんほどのガッツは無かった上に馬鹿者だったので、多分何となく走ってたろうと思います。

アレやコレやがありまして、今では立派な集団不適応者です。「みんな一緒」的な集団にはナカナカ馴染めないままこの歳です。この先もこんなカンジでしょう。
それは全く後悔してないんですがね。


「足の速いヤツだけでやろうぜ」とか
「泣きながら『みんなで』とか
平気で言っちゃうやつらの精神構造には物凄く興味があるなぁ。

何を書いてるんだオレは。

ライブいけなくてスマン。
次の機会には是非。

No.2|by のんたろう|URLMailEdit

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