言っていることと表情のアンバランスさ、と言ってしまえばそれまでなのだけど。
久しぶりに会ったその子は、物凄い目つきをしていて。
大丈夫、元気です、とかなんとか言ってるけど、いやそりゃ絶対元気とは違うよ、と内心思う。
別に一人で生きているわけじゃないんだから、周りには家族や友達がいるハズなんだけど。
こんな顔しながら生きてきたのかと、なんとも言えない気持ちになる。
もちろん原因なんてたまにしか会わないアタシにゃ想像もつかない。
他に急ぎの面接もなかったので、のんびりと雑談をする。
結局2時間近くつきあったのか。
フツーの顔して笑うようになったのを見て、少し安心する。
あの、沼の底の両棲類みたいな目つきは何だったのかなあ。
自分もあんな目をしながら生きてた時期があったのかなあ。
そんな目をしなきゃ生きてけない子とそうでない子との違いはなんなのかなあ、。
そんな益体もないことを考えながら過ごす。
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