「なんで黒柳t子が化け物なの?」
「だってあの人、テレビが放映開始されたときからテレビに出てるんだよ?」
根も葉もないことをさも本当のことのように言うのは、いい歳してるんだからそろそろ止めた方がいいと思う。黒柳さんに失礼だし。
「あー、そうなんだ」
私が言うのもアレですが、人の言うことはもう少し疑ったほうがいいと思うぞ、キミ。女の子がそんなんじゃ、いつかエライ目に会うぞ。
「うむ、しかも、だ。k柳徹子は、最初から徹子であり、これからも徹子であり続けるんだよ」
「へー。もう70歳過ぎてるのかな?そろそろ死んじゃうのかもねー」
けらけら笑いながら凄いこと言うね。てか、オレの話聞いてないだろ。
「いやいや、一説によると、我々がテレビで見ることのできる彼女は、既に機械化を果たしたサイボーグであると言われている」
「へー。じゃああのソファの中には」
「そう。機械がぎっしりというわけさ!」
「ふーん。夢のある話だね!」
「ええっ?!夢?まさか、そういうリアクション返ってくるとは思わなかった」
「うん、まあ『夢のある話』ってオブラートに包んだ言い方したけど、要は『ばーか』ってコトだから」
「ぎゅっ、むっ」
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