春期講習も大詰めである。
先日、新一年生への授業をする機会があった。
一回限りの単発ですが。
新一年生ということは、ついこの間まで小学生だった連中である。
いやまあ、何と言うか。
初々しいねぇ。
小学生を教える機会はほとんどないから、お互いほぼ初対面である。
とは言っても、教室が一つしかないから、小学生と中学生の入れ替え時に顔ぐらいは見てるし、兄弟姉妹も多いから色々と噂を聞いていたりもするのだろうけど。
余談ではあるけれど、小学校と中学校の間には、とんでもない段差があると思う。
小学校自体が我々世代が通っていたころと大きく変質しているから、なおのこと。
彼ら彼女らからすれば、楽園から寒風吹きすさぶ荒野に放り出されるみたいな感じなんじゃないだろうか。高校進学でさらに厳しい環境に。大学まで行けば、ずいぶんとユルユルになると思うんだけど(文系限定)。
まあ社会に出ちゃえば、それこそ会社辞めちゃったりしたら、「あはは、地面があるだけまだマシよね!」って思えるのですが。
誰から何を聞かされたのか知らないが、どうも連中、私のことを「とっても怖い先生」だと思ってるらしいのである。何と失礼なことだろう(棒読み)。いや、見てくれからなのかもしれないけど。無駄にサイズでかいし。
終了後に書かせた感想のほとんどに、「怖いと思ってたけど」の一節があった。
むむう。
ま、いいけどね。
多少怖がられている方がやりやすいし、「やさしさ」担当は女性の塾長にお任せするとして、あたしゃ「厳しさ」担当で参りますわ。あんまり騒いだら、極めるぞ締めるぞ蹴るぞ投げるぞ文句があるならかかって参れ、ってな感じで。
いや、ホントにはやらんけど。
いや、偶に・・・・。
普段中学生ど真ん中(?)しか教えていないと忘れがちなんだけど、こちらが常識と思ってることは、彼ら彼女らにとってはまだまだ常識じゃないんだねぇ。正の数負の数とか、文字式とか。
難しいもんだね。
故あって3年連続で中三を担当してきたから、ボチボチ中二担当かな、とか思ってた(実際最初はそういう話だった)ら、何故だか今年もまた中三担当になりまひた。
今年度もまた始まる。
慌ただしい日々になりそうだ。
お仕事があるってのは、有難いもんだね。
ボチボチやっていきますわー。
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