何とはなしにテレビをつけてみたら、NHKで興味深い番組をやっていた。
名目上は管理職なんだけど、それに見合う待遇が用意されていない、例えばどれだけ残業しても決して残業代はつかないなどの所謂「名ばかり管r職」がテーマになっていた。
寝食削って働いて、結局身体壊してリタイアしたり、場合によっては亡くなったり、ひどい話が続く。
それに対して行政がどんな取り締まりをしているか、それに対する企業側の戸惑い、とかそんな話もあった。
心底遣る瀬無いなあ、と思わされたエピソード。
家族が心配して「辞めたら?」と言っても、
「自分だけが逃げ出すわけにいかない。みんな頑張ってるんだ」
と言って一日23時間50分労働(!)とかして結局倒れてしまって、ええと、こういう言い方するのは失礼なのかもしれないんだけど他にぴったりな言い方が思いつかないんで書いちゃいますが、「廃人」になっちゃって、それを親御さんが介護してるとか、そんな話。
何かなあ。
自分にもかつてそういう所があったからなおのことそう思うんだけどさ。
あんたの命より大事な仕事なんて、滅多に、否、まず無いよ。
皆無と言っても過言ではないとさえ思う。
あんたの周りの人はさ、あんたが元気に笑って、楽しく過ごすこと以上のことは望んでないよ。
ヤバい、と思ったら、誰よりも先に逃げたらいいよ。
全力で、なりふり構わず。
何もかも投げ捨てて。
それで笑う奴もいるかも知れないけど。
ンな奴ぁ死ぬような目に遭ったことのない甘ちゃんだから、放っておいてもいい。生きてりゃいつか見返すこともできるしね。「捲土重来」って言葉もあるし。
余談だけど「土を捲きて重ねて来る」って訓読するとカッコイイと思いませんか。昔「うしおtとら」ってマンガでそう表記されてたの見て痺れたものですが。
拙いと思ったら逃げる。
そりゃどんな生き物でもやっとりますがな。
結構下等なやつになると怪しいけどさ。
そこそこ上等な生物なんだからさ、逃げようよ。
他人が逃げることを許さない奴ってのも、たまにいるんだけど。
そいつが誰よりも痛い場所に立ってて満身創痍で、なおかつあんたがそいつのことを大好きなら、心中しちゃうのもまた一興かな、と思うけど。
たいていは、誰よりも後ろで声だけ張り上げてることの方が多いと思うんだ。それなら遠慮するこたァ無い。さっさと置いて逃げちゃえ。
「使役者(つかうもの)は被使役者(つかわれるもの)より先に死ななきゃいけない」
ってのは、伊藤勢って人の描いた傑作マンガに出てくる名セリフである。ナニ、知らんのか。いかんなぁ。こんな傑作を知らずに一生を終えてはいかんぞう。おいちゃんに言いなはい。読ましちゃるけん。
いりませんかそうですか。
それはさておき。最前線に立ち続けられる人ってのはさ、人を逃がそうとしても自分が逃げようとなんてしないよ、きっと。今は生き延びて、いつか強くなれたなら、その時は誰かをできる範囲で助けられたらそれでオッケーだと思うんだけどね。
何かね、あたしゃアタシに関わった人がみんなそれぞれ幸せに生きててくれたらいいなあと常日ごろ思ってるのですよ。嘘臭いけど、ホントに。
もちろんそのためには取りあえず生き残らないとお話にならないわけで。んなもんだから、日々の大半を、いかに生き残るかを考えながら過ごしているのですよ。
うん、無駄な努力がその大半だ、ってのも自覚してる。
親しい人、あるいは親しかった人の中には、安全に関することでワタクシから物凄い怒られ方をした人がいると思います。もちろん阿呆のたわ言で片づけていただいて結構なんですが、アタクシからすると、そりゃまるで命綱なしで高所作業してる人と同じに見えてしまってるんですよ。
もちろん余所様にゃ従う義務はないし、そりゃ頭では分かってるんですが。
一旦スイッチが入っちゃうとね。
そんなに死にたいなら、いっそワタクシが!とか。
本末転倒ですな。
オチのないまま終わる。
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無題
2008/04/01(Tue)02:59
紐無しバンジージャンプ!笑
生きてりゃいいことあるかもねーって感じっすかい。
せんせーは
うちよりはるかに長く生きるよ(キラーン)
ぼうやだからさ!
げーらげらげら←
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