中学生に英作文をやらせる。
一端の受験モードに突入してる連中には、もう多くを語る必要は無い様に思われる。ボンクラ講師の繰言を聞く暇があったらもっと多くの問題に挑むべきなのだ。
だがしかし、未だに今イチ受験モードに入りきれていない、あるいは受験モードに不慣れなのですぐに化けの皮がはがれちゃう連中もいる。
「書いた英文は必ずもう一度見て、訳しなおしてみろ。おかしくないか確認しろ」
なんてことを、もう何度言い聞かせてきたことか。
まあ大分マシになってきてはいますが。
それでも、油断してると凄まじい文章を書いて寄越す。
問「食べる前に手を洗いなさい」を英訳せよ。
もちろん正答は
"Wash your hands before you eat."
そんな難しい問題だとは思わないのだけど、手が動かない様子だったので、一部の単語の頭文字だけ、チョロチョロと書いてテキストを返す。
しばらく後、提出されたテキストに書かれた文章を見てひっくり返った。
"Was he your hands before you eat."
いつの間にか疑問文になってて、クエスチョンマークをつけてないってのもアレだが、問題はその内容だ。
「キミが食べる前まで、彼はキミの両手だったのかい?」
お前は何を喰ったんだ。
彼とは一体何者なんだ。
どっかのホラー作家の妄想にも似た、奇妙な世界が繰り広げられてしまっているではないか。中学英語って、もっと穏やかなもんだろう?
読み直してオカシイって思おうよー。
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