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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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ゆとりちゃんの冒険

2008/04/03(Thu)23:08

やあこれで春休み、とか先日書いてたのですが。
もうひと仕事残ってました。
全道模試の試験監督。危うくすっぽかすとこでした。

いつか、ミクシiに書いたと思うのですが。

テキストの進度の遅れを男子生徒にからかわれた時に、
「遅れてて悪い?これはね、個性なの!!
と言い放った女子生徒がおりまして。
そのあまりのゆtり教育の成果に絶句したものであります。

先日などは、あまりにもキムtク好きが昂じるあまり、奥方であらせられるところのk藤静香って美人さんだよね、という塾長の言葉に
「あんなののどこが美人なのさ!」
と叫んだところをワタクシめに
「それを決めるのはお前じゃない」
と突っ込まれておりました。

ええ、当時ファンでしたとも。
今は特に興味ありませんが。

で、その子がまた模試の休憩時間中に友人とイカした会話をしていたので、記録する次第でゴザイマス。



最初に聞こえたのは、何かを焦がしたとか、そんな話の断片だった。

「・・・・でさ、返してみたら真っ黒焦げだったのさぁ」
「でもさ、あんなのさ、卵と牛乳混ぜて焼くだけでしょ?火が強すぎたんだよ」

最初は、ケーキとかシュークリームとか、そういったお菓子作りの話かと思ってた。やらないから分らんけど、お菓子作りにゃ失敗はあるものなんだろうね、とか。
しかし、会話相手の仲良しさんの返事からすると、どうも違うらしい。

「でね、もう一枚焼いて、ひっくり返してみたらさ、また真っ黒焦げで。もー、放棄したね!」
火加減についての友人のコメントは無視である。
「おとーさん帰って来て、ウチの中焦げくさい、って言うし」
「火加減強すぎたんだよ」
こちらも挫けない。
どうやら、ホットケーキの様である。

別に参加するつもりもなかったのだけど、
「ホットケーキぐらいでそんな大失敗すんなよ」
とつぶやいたら聞こえてたらしい。それでも別に怒りださないのは良い子なんだろうな、と思う。

「カップラーメンでも失敗したさ!」
「なんで?」
「どうやって?」

思いもかけない展開である。

「んとね、まずフタをね、ビーーーって、全部はがしちゃって」
うわ。
「弟に、何してんの!って怒鳴られて」
だよなあ。俺もそこにいたら、言うわ。

「ヤカンからお湯注いだら水で」
「え」
気づくだろ、フツー。
「沸いてると思ったんだもん!」
沸いてたら、持ち手が熱くなってるよ。気づけよ。まあそうだったらそうだったで、そのまま電子レンジで温めちまう手もあるけどね。あ、アルミのふたは外しておかなきゃダメよん。

「でさあ、ヤカン火にかけといたらさ、沸いたのに全然気がつかなくって。ピーピーうるさいなあって」
ええと、今後、火を使ってるときそこから離れない方がイイデスヨ。

「で、ノリとかメンマとか、具を全部のっけてそこにお湯注いだら、フタはしまんないし、ノリは溶けるし・・・」
ええと、もしもし?

「カップラーメンて、ほんとにむずかしいですね!」
いや、そんな満面の笑顔で言われても。

今までの話で一度も出てこなかったので、たぶんそうだろうとは思ってたけど、念のため聞いてみた。
「あのさ、君、取説、読まないタイプでしょ?」
「取説?」
ああ、知らない略し方か。
「取扱説明書のことだって」
隣の子が教えてやってくれた。

きょとん、としてた。
取扱説明書や「作り方」を読むという発想そのものが無いのかもしれない。
願わくば、将来あまり危険物を扱う職業には就かないでくれますように。



「だからね、今日、テスト終わったらR(隣に座る仲良しの子)の家でお料理ね!」
君ら、受験生になったんだよ。知ってた?
「花嫁修業に協力して!」
うんまあ、その修業は必要だろうね。

「・・・・料理に、なんないよ」
君らほんとに仲良しなのか、ってくらいクールな言い方で迎え撃つ仲良しの子。
「失礼な!卵焼きは得意だよ!」
「味ないけどね」
家庭科の調理実習の際、彼女の作った卵焼きはとてもキレイに仕上がったんだけど、試食してみたら全く味がしなかったんだと。そりゃ砂糖入れなきゃ焦げたりしないわな。

「見た目はいいでしょ?」
「ナベとか、分かんないんでしょ?」
「そう!」
何だ何だ。

「ナベとね、フライパンとね、ヤカンが並んでるとね、どれがどれだか分かんないの!」
・・・・・・え?
ナベの種類とその使い分け、とかじゃなくて?
「いや、ナベとフライパンならまだ、まだ分かんないでもないけど。ヤカンは上、ふさがってるじゃん」

そうだよな。オレもそう思うよ。
「えー・・・」

こらこら。
その、心底不思議そうな顔、やめなさいってば。

えーと。

今年も一年、退屈しないで済みそうです。

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