2025/05/07(Wed)18:27
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No.||Comment|Trackback
2009/06/16(Tue)13:05
「平和だね」
と彼は言った。
「そうですね」
と僕は応えた。
昨年度の嵐のような日々と比べると、確かに平和な日々だ。
でも、多くの楽園がそうであるように、遠くの空から雷雲が近づきつつあるのを、僕は知っていた。
彼もそれを知らないはずはない。
僕のようなボンクラと違って、彼は百戦錬磨、歴戦の勇士だ。
「あの人と、お話しされましたか?」
「はい、先ほど」
「そうですか」
ゆったりと微笑む彼。
その話の内容は、近づきつつある雷雲のこと。
「平和だね」
と彼は言った。
「そうですね」
と僕は応えた。
お互い、そのことには決して触れない。
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No.388|心理屋|Comment(2)|Trackback()
2009/06/11(Thu)01:04
紙のお仕事の締め切り一週間カン違いしてた!
来週でいいんだ!
だったら寝るぜ!
いい歳してスケジュール管理が今イチ上手く出来てねえぜ!
No.387|雑記|Comment(2)|Trackback()
2009/06/11(Thu)00:43
割と無反応でちょっと困ってた専門学校、ええと、なんて名前付けたっけ。
忘れた。
いいや、I専門ガッコにしとこう。
今回の授業で、ほんのわずかではあるけれど手ごたえが感じられたかなあ。少なくとも1,2名は表情にかすかに浮かぶリアクションが読めるようになってきた、気がする。
今回の授業の内容が、例の精s疾kの類についてだったから、無闇矢鱈と熱く語ってきたからなあ。多少は伝わるものがあったのかしら。
まあ伝わって無くてもいいけどさー。
話すべきことを話す、方針は変わらねーぜい。
授業終了後、事務室でO先生と少し話す。
話題は、先日の記事に書いた共通の知人であるK田先生についてである。
実現するかどうかは分からんが、「K田先生の研究室襲撃してくるか!」って話になった。
いや別に暴力を振るいにいくわけではござんせんが、「自分の研究室って、いいですよ!」とおっしゃっておられたので、どれだけステキオフィスなのか見学がてら単に呑みたいって話なんですが。
まあしばらく先かな。
方法論はそれぞれ異なるけれど、若者に関わる点は共通してるので、色々話し始めると盛り上がるのだ。
東京行きの日程、概ね決定。
6月
20日 午前中出発、新宿泊 観光その他
21日 朝から夕方まで研修会出席 20時過ぎの飛行機で帰札
8月
7日 最終便で東京へ 品川泊
8日 研修会初日
9日 研修会2日目 20時過ぎの飛行機で帰札
ホントは6月分だけ手配する予定が、お盆あたりは飛行機取るの大変だって言われたんでその場で8月分まで予約してきました。散財散財。
あんまり遊べないなー。特に8月の方。
塾の夏期講習、少し交渉して試験監督とか休ませてもらって旅程長くしようかしら。
例の聖地詣でばかりでは芸が無いというもの。
手続きを待ちながら、周りを見渡す。
旅行会社のカウンターは、どこに視線をやっても「出銭ランド」の宣伝ばかりでした。
きっと今年の夏も家族連れやら恋人同士らがわんさか押し寄せて、夢と魔法のキングダムとやらを満喫するんでしょうなあ。
うらやましくなんかないぞ!
いつか、いつの日か…!
いや、キャラクタどもには興味無いですが。
水溜りの出来ない完璧な舗装とやらには興味があります。
No.386|雑記|Comment(2)|Trackback()
2009/06/09(Tue)01:30
先週の金曜日、S専門ガッコでの授業の後で久しぶりにK田先生とお会いしてきた。
色々と単発の講師仕事を廻して頂いてるので、それなりに連絡は取り合っているのだけれど、直接お会いするのは2、3年ぶりかな?最後にお会いしたのは、K田先生が旭川に行かれる直前だったと思う。
で、今回も単発の講師仕事の打ち合わせ。
もう2年ほどやってるお仕事なんだけど、今年は受講生の集まり具合によっては、道東と道北あたりに出張の可能性もあるらしいし、あれやこれやで結構なお足を頂戴出来るらしい。全くもって有難いことであるなあ。
打ち合わせ後、遅い昼ご飯を食べながら、色々お話しする。
「ワタシね、のんたろう先生はいつか大学でお仕事されるようになると思うんですよ」
「ええええっ!ンな馬鹿な。全然そんな力無いッスよ!」
「経歴的には問題ないと思うんですけどね。論文とか書かれてないんですか?」
「ええと、あの、その、修論以降何も書いてないッス。いや、修論だって、正直なとこ論文ってレベルの出来じゃないし…」
「そうですか?ワタシ詳しくないですけど、十分イケると思いますけどね?」
K田先生は福祉系の方なので、そりゃ分野が違うといえば違うけど、現役の研究者にそう言っていただけるのは有難いことですわ。
「いや、実は最近、そっち方面の、論文を書く勉強し直さなきゃなーとは思っていまして。少なくとも、論文を読むようにはしなきゃなーと」
論文を書く訓練は元々ほとんどしてない上に、最後に書いてからもう十年近く経とうとしている。現状ではどうがんばっても卒論レベルのものさえ無理だろう。学部のときお世話になった教授は遠くにいらっしゃるし、修士ん時の教授とは半ば喧嘩別れみたいになったままだし。
自力じゃ無理だよなーとか風呂につかりながら考えてたときに、ふと
「いろんな人の文章読んで、真似して書いてたらヨタ話書けるようになったんだし、論文いっぱい読んで真似してたら論文書けるようになるんじゃねぇか?」
と思いついたのがつい先日。
まだ実際には始めてないけど、また大学の図書館通い再開しようかなーと思ってたところだったんで、ちょっとびっくり。
なんかの好機なのかね?
「のんたろう先生のやってらっしゃるお仕事は、これからの教育機関には絶対必要なものですし。今、ウチでそのあたり担当してる先生、かなりお歳を召してるからそろそろ退官ですよ?」
「いやいや!そんなベテランの後に入ったりしたら恥かきまくりですよ!」
ワタシなんぞよりも力量があって、そういったアカデミックなお仕事を切実に欲していらっしゃる方は山のようにいらはると思うので、実現はしないと思うんだけど。
いや、夢のあるお話しではあるよなー。
研究者としての資質は皆無に等しいと思うし、訓練だってろくにしちゃいない。足踏みと回り道ばっかしてるから、そういった日のあたる、まっとうな道とは縁の無い人生だと思い込んでたんですけど。
「可能性」だけで言えば、皆無では無かったんだなあ。
いやまあ、何だってそうなんでしょうけど。
お仕事のある日こそ、依頼された仕事はほぼお断りせずに受けて立つ、普通の社会人っぽい生活をしてますが、週末は行きつけの焼き鳥屋のカウンターの隅っこに陣取り、アルバイトのまろたろうちゃんの働きっぷりを眺めながらニヤニヤしてるようなダメ人間なんですけどねぇ。
No.385|講師仕事|Comment(2)|Trackback()
2009/06/05(Fri)02:12
週一でお伺いしてる仕事場へ、いつも通りの時間に着き、皆に挨拶。
「おはようございまーす」
「あ、のんたろう先生。今日2時間定期テストやって、避難訓練したら完全下校だったんですけど、ご存じなかったですか?」
「あらー」
だったら休む、って選択肢もあったよなー。
まあいいや、面談の予約いつも通り入ってるし。
で、お昼過ぎで仕事は切り上げ、さっさと帰ることにした。
さて、どうするか。
仕事場の近所でラーメン食べながら考える。
映画を観に行くのもいいけど、ちょっと足伸ばして小樽まで行ってみるかなー。
気が向いたら途中のマイカルに寄ってもいいしー。
と、自宅方向とは逆に車を走らせながらふと思う。
ああ、前から一度行ってみたかった、天狗山に行こう。
mうらじゅん氏も訪れていた、頂上の「天狗の館」に行くのだ。
天狗山の頂上って、小樽市内から意外と時間かかるのね。
行けども行けども住宅街から抜け出せない。
やっとたどり着いた頂上は、当たり前だけど人気も無く、やたらと羽虫が多くていやーんな感じだった。地べたを這うアリもワラジムシも、異様に輪郭ハッキリした大物ぞろいだったし。
いちゃつくカップルを避けながら、ロープウェイ頂上駅へ。
駅舎の外に、小さな社が設けられており、中に子どもの身長ぐらいある大きな天狗の面が鎮座ましましていた。
ずいっと突き出された鼻の先端は塗料がはがれてきていて、横の看板を見ると鼻の触り方によって様々なご利益があるんだとか。へー。
何かかじられそうな気がしたんで、ノータッチ。
看板の反対側にある、奉納された絵馬を眺める。
ほとんどがカップルの、「この愛よ続け、永遠に」的な内容か、ご夫婦の「子宝祈願」的な内容でした。まあ、天狗、ですからねえ。天狗本来の神通力ってよりも、形状の問題だよな。
「仕事が決まりますように」って世知辛いのも少数。
それこそ天狗とは何の関係もない気がするんだけど。
ある日突然、やたらと鼻の長い赤ら顔の山伏がウチに押しかけてきて、ニコニコしながら山伏の衣装手渡してきたらどうする気なんだろう。
抜群だった一枚。
「彼女ができますように」
へー、左意でございますか、よござんすね、とか思いながら続く文字を見て鼻吹いた。
「当方、70歳」
えー。
うむ、確かに年齢を感じさせる達筆なり。
オレもまだまだだなあ。
しみじみしながら「天狗の館」へ。
大きさ自体はたいしたことないんだけど、壁一面に天狗の面が掛けられていて、一種異様な雰囲気。
誰もいないし。
ほとんどが工業製品っぽい、おもちゃみたいな代物なんだけど、所々に「これ、こんなとこに無造作に掛けておいて大丈夫なの?」って思わせる気合と年季の入りまくった逸品があるので侮れない。
そういうのと目が合う(?)と、何だか知らんがちょっとショックを受ける。製作者の念でも残ってるのかしら。昔、旅行のついでに軽い気持ちで入った北方民族資料館だったかでも似たような気持ちになったっけ。
銃口を向けられたような、ってンな経験無いけど、警戒心を掻き立てられるような気がした。
周囲の壁を覆う天狗の面の数々を見て、突然思い出した。
島田荘司の、「斜め屋敷の犯罪」だ!
あの話の中に、そう言や「天狗の面でいっぱいな部屋」って出てきたっけ。それでなんとなーく気になってたのか、アタシってば。舞台は同じ北海道でも小樽でなくてオホーツク海に面した丘の上だったけど、もしかして島田氏はここを見て、あの話を思いついたのかなあ、とか感慨にふける。
そのまま引き返しても良かったんだけど。
興がのったんで、そのままドライブに行くことにした。
小樽から余市を抜けて倶知安、京極、喜茂別へ。
そこから中山峠に向かっても良かったんだけど、そこからさらに支笏湖、苫小牧まで!
支笏湖なんて久しぶりに見たわよ。
疲れて眠くなるほど走ったのも久しぶりだったし、ガス欠の恐怖にもあいましたが無事帰宅。
堪能しましたわー。
昔はこんなドライブ、しょっちゅうしてたのにねー。
いやいや、「当方70歳」のじーさんにゃあ負けられねえだろ。
No.384|雑記|Comment(2)|Trackback()