連休中に何にもしないのもアレかと思い、温泉に行ってきた。
腰の養生もかねてな!
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行き先は浜益温泉。
大荒れの海沿いを北上、久しぶりに走行中横風に煽られ、揺れる。
横目に海を見ると、浜に近づいた辺りから急に海面が泡立っている。たぶん、あの辺から浅瀬になってるんだろうな。ちょとだけ、その中に飛び込んでみたくなったけど、もう少し人生に思い残すことがなくなってからにしようと思い直す。
自分の身長より高そうな波がこれでもか、と打ち寄せ、しぶきを上げている。
こりゃ結構な量の海水を浴びてるな、早いうちにざっと水洗いでもしておかんとまずいな、とか思ってたらどんどん天候が怪しくなる。
・・・雨水でうまいこと塩が流れないもんかな。
ついたころにはもう真っ暗。
混んでるかと思ったけど、地元の爺さん連中が数人いただけ。
奇声をあげながら孫にお湯をかけて遊んでいる。
ええと、楽しそうですね。
普段あんまり入らない、ジャグジーっぽいとこに入ってみようと思う。
湯の中は当然よく見えない。
まあ、腰掛けられるような段差ぐらいあるだろう、年寄り多いとこだし。
と思って無造作に足を突っ込んでみた。
あれ、あれれ?
段差なんて、全然ありませんでした。底まで一直線。
途中であわてて軸足に力を入れてみたものの、時既に遅し。
腿の後ろ側を浴槽のふちでザリザリと擦ってしまいました。
いやまあ、前のめりに行かなかっただけ、有難い話なんですが。
露天のほうに出てみると、誰もいないではないか。
これ幸い、と独り占め。
少しずつ天気が崩れ始めていたけど、ちょうどいいくらいだ。
湯船の一部が浅く作られていたので、そこに寝そべる。
全身が暖められて緩んでく感じと、吹き込む突風で冷やされる感じとが同時に感じられて気持ちいい。
真冬に露天風呂に入ると髪が凍るんだよな、とか背中に当たる岩の感触が痛いな、とか毎日こんな岩の上で受身とってたら身体が頑丈になるのかな、その前に死ぬか、とかそんなことを考えながらぼーっとする。
晴れていたら星がきれいだったんじゃないのかな、だとするとこの照明がじゃまだよな、とほんの一瞬だけ、照明を壊したい欲求に駆られた。いや、曇ってて残念無念。
来た道を引き返す手もあたのだけど、久しぶりなので滝川周りで帰ることにする。
滝川まで、約50キロほど山の中を走る。
温泉を出たときはさほどでもなかったが、あっという間に土砂降りに。
何ですか、なんか恨みでもあるんですか、今ここで車止まったら、民家もないしヒトも車も通らんし、間違いなく死にますよ、てな勢いで振り続ける。
道もクネクネしてるし、舗装も荒れていたので思ってたより大変でした。
帰宅後、Sくんに電話をしてみる。
以前、同じ道場に通ってた縁で、ほんのちょっとだけ家庭教師をしたことがある少年・・・ってもう今は立派な若者なんだけど。
なかなか複雑な事情があったり、数奇な運命に翻弄されて(自業自得という説もある)、最後に会った友人Sの話しでは・・・Sが被るな。友人Sは以下友人R1に変更。最後に会った友人R1の話では、大陸だか半島だかに渡る、ということだったのだが。
たまたま仕事で街に出てた友人R1が地下鉄でばったり出くわし、連絡先を聞いた、とメールを寄越してくれてたのだ。
話してみて分かったのだが、どうやら話をするのは7年ぶりぐらいらしい。
そうか、院に通い始めてからあの道場離れたんだっけ。
その道場でお世話になったT先生と今でも稽古を続けてるとか。
色々心配していたのだけど、T先生との関係が続いているのなら安心だ。私なんかと違ってとても面倒見のいい先生だし、Sくんにはそういう大人が側についてることが絶対に必要だから。・・・仕事の時と似たようなこと考えてるなあ。
近いうちに一緒に稽古しようと約束して切る。
早く腰治さなきゃ。
しばらくは毎週温泉通いだな。
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