週末のことをざっとまとめて。
すんごく長くなったので、畳みます。
金曜日。
塾の仕事が終わって、M先生を送って自宅アパートへ帰る途中、携帯が鳴る。
元教え子の浪人生、Wくんだ。
モビルスーツとウォーカーマシンの区別がつかず、ワタクシに怒鳴りつけられるという輝かしい経歴を持つ男である。
家に来たいという。汚い部屋だけど、それでよければ、と答える。
部屋の前で座り込んで待つWくん。
何か、様子が変。
車に乗せ、ドライブしながら話を聞くことに。
落ち込んだ様子で、訥々と語るところによれば、親とケンカして、飛び出してきたという。
あらまあ。
初めて塾で会ってから、もう何年だろうね。
あんなに自分ち大スキーだった君が、親とケンカしたかあ。
うーん、時間は流れているんだねぇ。人は、変わってゆくのだねぇ。
進学さえ決めちまえば間違いなく親元は離れることになるし、目指すとこはその辺でいいんじゃないの。
今のところ勉強の調子はいいようだけど、合格すりゃいい、なんて態度じゃなくて、ぶっちぎりでダントツの主席合格、入学式で代表挨拶するぐらい目指さなきゃ、と発破をかける。
そしたら、先に大学生になって学生生活を満喫してるZくんと二人で、入学式冷やかしに行ってやるぜい。
家へ送ってく途中、「引っ越そうと思ってるんだ」って話をすると
「じゃあ遊びにいけないじゃないですか!」
と驚くWくん。いや、来たきゃ来ればいいし、そもそも君、進学したら遠くの町に住むんだから遊びに来る機会もそうはねえだろ。
ま、合格したら大吉で一杯やろう。
土曜日。
定例稽古。
やっとこM氏に持ち歩き用の新PCをお見せできる。
最近買ったマンガを山ほど押しつける。
今回の目玉は、ナゾの同人誌「忍者アンソロジー」。
忍者スキーな人って、結構いるのね。
ちょっとでもM氏にご恩返しを、と思ってはいるのだけれど、単にマニアックなマンガを押しつけているだけじゃないかと時々反省。
稽古後、いくつかあるお仕事先のひとつへ顔を出す。
いつも現れる曜日でも時間でもなく、さしたる用事も無いのにいきなり行ったのでえらく驚かれる。
いやまあ、目的はあったんですが。忍者だから(?)隠密行動なんです。
成果はボチボチ。最良の結果の半分くらいかな。大した計画も勝算もなく、アイスキャンディの差し入れだけで挑んだ割には、まあそれなりの結果だと思う。
勝利条件は「大事に至らせない」ってことだけだから、まあ何とかなるんじゃないかと思うけど。
長い年度になりそうだなあ。
その足で近所のスーパー銭湯へ。
アパートではシャワーばっかりなんで、久々の湯船で幸せ一杯。
すんげえ不摂生な生活が続いてたから、さぞかし太っただろうと思ったけど、そうでもなかった。
ひゃっほう。
とは言えデブなことにはかわりないので何とかしようと思う。
友達同士で来てるのか、ずーーーーーっとベラベラ喋りっ放しのにーちゃんがいた。
よくまあしゃべるネタが尽きないもんだ、と感心。
あたしゃこういうとこじゃ誰かと来てても全然しゃべらん。行動すら別だったりする。
半身浴しながら、稽古のおさらい。
いや、そりゃ人前ですから、そのまんまはしませんが。
琵琶勢や攬雀尾など、手の動きを小さく小さく、相手の動きをイメージしながら繰り返す。
同じ湯船に入ってた人がそそくさと出てったところを見ると、あんまり小さな動きじゃなかったみたいだ。反省反省。でも止めないがな!
稽古するのがいいのか、終わった後M氏と色んな話しをするのがいいのか、ゆったりとした気持ちですごす。
その足で大吉へ。
見覚えのある自転車が店先に停めてあった。
ここ何週かよく顔をあわせるN川氏だ。
「Fちゃんにね、これから行くからのんたろうさんと待ってろって言われたんです」
おやまあ、物好きな。
間もなくFちゃんことF澤氏も登場。仕事から直でいらしたらしく、スーツ姿である。
ジャージ姿の自分がお恥ずかしい。
3人で乾杯。いえーい。
N川氏は運送会社で営業のお仕事をされているとのことなので、引越しのことを相談する。
「あのー、お盆辺りって、やってないですよねぇ」
「ナニ言ってるんですか!」
と一斉に突っ込まれる。今時ンなんで休んでられねえってことらしい。厳しいのねぇ。
そか、お盆に引越しできるのか。
じゃあ夏期講習も一区切りついたトコで出来そうだなあ。
F澤氏はこの日のお仕事で、えらく辛いことがあって相当凹んでいる様子。
もちろんその詳細は書けないけど、そらたまらんわ。
人生に必要な能力値、ステータスって色々あるけれど、「幸運」ってのは重要だよな。
いや、それが無いなら無いで、充分用心すりゃいいんだけど、油断てのは怖いよな。
「薄い氷一枚の下は理不尽だらけの地獄」ってネタが「ハチワンダイバー」にありましたが、そんな感じ。
F澤氏が落ちたって話ではなく、関わりのあった人についての話なのですが。
恐らく、きっかけは何の気なしの、他意の無い行動だったんだろうと思う(ご時世を考えりゃ油断はあったんだろうけど)。それが大きな波紋を起こし、たくさんのものを失い、起死回生の行動も裏目に出た。
いや、「起死回生」って言えば聞こえはいいけれど、事の重大さを考えりゃやり方が実に甘い。方法はいくらでもあったはずなのに、安易な方法を取って結果自爆。
追い込まれた状況ではそこまで考えられなかったんだろうけど、そりゃ追い込まれる前に何とかしておくべきことをやってなかったから、ってだけの話で。自分より足の速いハンターから逃げ延びるには、そもそも射程距離に入らないようにしなきゃいけないのだ。って上遠野k平の受け売りですが。
レーダーってのは重要なんだぜい。
今頃はきっとご本人、自分の状況を恨んで嘆いてることだと思うけど、F澤氏がどんなに苦しい思いでそう言ったかなんて思いもしてねえんだろうな。
そうこうしてるうちに、N川氏の妹さんと顔なじみの人(名前知らんので、仮にメガネさんとしておく)が登場。
二人、今日はデートしてたんだそうな。
ほほう。にやり。
しきりに「責任とってもらわなきゃ!」を連発するN川氏。
ええと、妹スキーな方だったんでしょうか。
二人はをカップル席に押しやり、我々は好き勝手な話を続ける。
仕切りはF澤氏だ。
「じゃ、mクロスの話しましょうか。マcロスFは観ましたか?」
「観てないデス。でもぼくは旧作のデスtロイド・tマホークが好きで・・・」
「じゃ、ガnダムの話しましょうか。セイラさんのフルネームは」
「本名の方ですか?流石に・・・ズム・ダイクンは父親だけですか?」
N川氏置き去り。
そのうち背後のカップル席の二人もカウンターの我々のところに合流。
しかも、二人別々に我々の間に入ってくる。
ありゃ、いいのかね?
カウンターに、
N川氏
メガネさん
F澤氏
ワタシ
妹さん
の順でずらっと並ぶ。
なぜボックス席に移らんのだ?我々は。
そら酔っ払いしかいないからだろう。
土曜にしては比較的空いていたのだが、気がつけば我々だけの貸切状態に。
「あーあ、オレをこう、緊張させる客は来ないもんかね」
と暇そうにぼやくマスター。
チクショウ、俺らじゃ役不足なのか。だったら文マス(マスターの師匠。客以外には超おっかない)呼べばいいじゃん!って言ったけど、オレ以外の客は誰も文マスのこと知らないからウケなかった。ちっ。
奥さんのM子さんも、バイトのMちゃんも、暇なのかワタシの焼酎のソーダ割りに入れるシロップのブレンドに余念が無い。
味は兎も角、色が怪しい。
M子さん、赤黒いのに、赤系のシロップが入ってないってのはどういうことなんですか?
Mちゃん、この青汁っぽい色のクセに深みのある甘みはナニ混ぜたんですか?
「オプションの、『椿』が入ってるんですよ(にやり)」
とF澤氏。ええと、それは・・・。
「Mちゃんの・・・」
いや、皆まで言うな!てか、オレは、そんな趣味は、ない、ぞ?
「あー、追加料金払わなきゃ、のんたろうさん!」
「新境地ですね!」
いやまて、そんなネタで盛り上がるなってば。
「そんなに喜んでもらえるなら、僕の『椿』も・・・」
いや、マスターのそれは、死んでも、要らない。
最後はアイスを賭けて、親指ゲーム(指スマって言ったほうが通じるのかな?)で勝負。
マスターが負けたらマスターの奢りだ、っていうのに負けるワタクシ。
ドン臭いことこの上ない。
日曜日。
二日酔いで頭痛い。
気持ち悪い。
呑みすぎた。
柔術の稽古に行く予定だったけど、お休みさせてもらう。
お恥ずかしいったらありゃしない。
うーん、ウコンのドリンク剤、常備しとくか?
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