定例、とか言って2週も稽古してねえし。
しかも来週からまた2週は出られないし。
これでは稽古仲間のAくんの試験合格祝いの百人組み手が、いつまで経ってもできないではないか。
・・・嘘です。
ワタシの人脈では百人もの使い手は集められないので、下手すりゃアタシが延々Aくんと組み手を繰り広げるという、どっちが百人組み手やってんのか分からない状況になりかねない。
いや、まてよ。
最近会ってないけど、焼き鳥屋の常連仲間、M野氏を連れ出せれば、87人分くらいやってくれそうな気もしないでもない。って無理か。新婚さんだもんなー。
で、稽古の話。
久しぶりにいつもの区民体育館の格技室に顔を出す。
・・・・ママさん連中とガキどもが増えてる!
3倍くらいになってねえか?
稽古仲間M氏が、責任者らしい人と話してる。
「私ら奥の方で稽古しますんで・・・」
「あ、ハイ、どうぞ!半分からそっち、使っていただいていいですから!」
腰は低いんだよな。
ところが、というのかなんというのか。
私の目から見ると、そら半分越えてるだろうとしか見えないんだよな。
就学前のガキどもなんだから、自分がどこに立ってるのかなんて分かっちゃいないし。型や移動稽古の度にフラフラとこっち寄ってきやがる。
全員に徹底してほしいんだけどなあ。
こういう時の私の悪い癖で、ああ、そっちがそうならこっちもやってやるわい、とギリギリの位置で稽古を始めてやる。動きの中ででもぶつかって見やがれ、うひひ、とか思ってたら、その辺を察知したM氏に呼び戻される。
うん、まあ大人気なかったね!毎度のことなれど!
指導者でもなんでもないご婦人たちに求めるのは、もしかして酷なのかもしれないけど、指導するつもりが1ミリでもあるんなら、是非とも子供たちのそばに立ってやってもらいたい。
どこの、どんな種類の道場でも、座り込んでああだこうだ言う指導者は、間違いなく嫌われる。
ある程度はかつての名声で、実績で、口先だけでの指導はできるもんだけどね。
ましてや皆さん、空手やったことないでしょ?
状況に影響されること無く、言葉だけの指示で行動できるようになんのは小学校入ってからぐらいだぜ?
って先日保育士向けの発達心理学のテキスト見てて読んだ知識だけど。
隅っこにふんぞり返って腰掛けて、キャンキャン喚かれても不愉快なのよねえ。
ふと、教室が荒れて、授業ができなくて困ってるんです、という小ガッコの授業風景を思い出した。
そこでもこんな風に、キャンキャン怒鳴る声が響いていたっけ。
ガキってのは、キャンキャン声聞こえないのかもよ。
一緒にやれ、一緒に。
でなきゃ、ガキ連れて帰れ。
で、自分らの稽古。
形意拳を何本か。
・五行拳の劈拳
・同じく崩拳
・十二形拳の虎形
・同じく馬形
・連環拳
・四把
・あれ、套路の名前忘れた!
太極拳
心眼流の対錬
太極拳の用法をいくつか
・琵琶勢
中段への突きを、外側から親指側の小手で弾き、そのまま離さずにくるっと返す。相手の手首を掴んでたっけかな?同時に暇な逆側の手のひらで、側頭部にビンタみたいなカンジで平手打ち。この平手打ちは相手に防御させる(この形が琵琶勢)。防御に意識が向いたところで、最初の攻撃を受けた腕で打つ。実はこれもフェイントで、本命は平手打ちをした側の手。ズドン、と入れておしまい。
・攬雀尾(らんじゃくび)
うーん、細かいトコ忘れてる。前手の弧拳、掌底で連続して受け、そのまま返して喉元へ貫き手。拳でもいいけど、ポイントは夫婦手(めおとでい)であること。この言い方はたぶん本部朝基先生(字、あってるかな?)のとこの、つまりは沖縄の空手の呼び方なんだけどまあ気にすんな。前方に突き出した腕の肘辺りに、もう一方の拳(掌)が寄り添うような型のこと。力も入れやすいし、中心線に割り込まれにくい。貫き手で決まればいいけど、決まらなければすかさず肘の辺りに控えてた方で止めを入れる。
・どっちも共通するのは「腕を引かない」こと。空手のクセで、控えてる方の腕が半ば自動的に引き絞られてることがよくある。威力を出そうとしてるんだけど、距離をとれば運動エネルギーは大きくなるけど到達するまでの時間は遅くなるから、この技ではそれはマズイ。気をつけなきゃなあ。
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