不定期の講師仕事。
とある(多分)大手の総合予備校から、よく不定期でお仕事を請けているのだけど。
今回は、なんかひどい状況だなあ。
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前日の夜遅くになっても、何時から授業が始まるのか連絡がない。
朝一で行くのと、最後の時間に行くのとではえらく違うわけで。他の仕事との優先順位や予定が立てられない。
そりゃ準備をギリギリにする私が悪いし、ある程度慣れた分野の授業だけどさ。
担当者の携帯にメールしてもちっとも返信来ないし。
もうすぐ日付が変ろうって時間に会議や営業もないだろう。
何やってんだ?倒れたのかな。
連絡取れたらイヤミのひとつも言ってやろうか、とかフリーにあるまじき不穏当なこと考えてると、当の本人から電話。ありゃ、メールくれ、って書いて送ったのに、なんで電話してくるんだこの人は。
「資料と授業日程、今日必着で宅配便で出したんですけど・・・」
いや、そこで私の仕事は完了してる、みたいな声で返されても。
私の知る限りの大人の常識じゃ、まずは前日着になっちゃったことを詫びるところだろう。
別にアタシも手前ェのへそを眺めて暮らしてるわけじゃないんだから。
仕事で出かけるコトだって多々ありますがな。
いくらジャポンの宅配業だって、紛失することもあるでしょう、事故が起きることもあるでしょう。
届かない事態ってのはいくらでもあるでしょう。
万が一のフォローを考えたら、前日必着って、胸張って言えることじゃないだろう。
今回は開始時間も知らなかったけど、さらに加えて、終了時間も知らなかったんだよな。
1.5時間話すのか、3時間、もしくはそれ以上なのか、それで話す内容とその準備が全然変ってくるしね。
資料の現物を、前日渡しってのも酷いなあ。
そりゃまあ、事前の打ち合わせでどんな資料使うかはある程度分かってるけどさ。
お客さんが何を持ってて何を持ってないのかをきちんと知らずに行くと、たいていエライ目にあうんだよね。
たとえば、過去問を解説する形で、って言われたんで当然予備校側から配布されて皆持ってるのかと思って行ってみたら全然そんな準備はされておらず、考えてた内容の半分以下の話しかできなかった、とか。
資格試験受けるのに、過去問を一切持ってない受験生ってのもどうかと思うけど、それはまた別のお話。
今回は市販の過去問集使うの知ってたから、自分で買いました。
1500円也。
「コピーは以前送ったハズ」とか担当の人はおっしゃってましたが。
委託するんだから、講師ひとりにつき一冊くらいくれてもいいじゃん。
何でコピーなのよ。
経費削減か?外部の人間にそれを求めだしたら終わりも近いぞ?
この辺は、一般的はどうなってるのかは知らないのだけれど。
人に教えるなら、教える時間の少なくとも倍の時間は準備にかけたいな、と思ってるのですよ。できれば3倍。もちろん、不慣れな内容であればもっと時間はかかるし、何度か同じ話をする機会があるなら、少しずつ短くはできるけどさ。
周到な準備、と言えば聞こえはいいけれど。要は臆病なんですな。想定できる様々なことに対して、できる限り前もって準備しておきたい。でないと不安。
宅配便は明日、取りに行くことに。
開始時間は午後、少し遅め。
ふむ、まあ準備は間に合うかな。
自前の補助教材としてレジュメを使いたいな、と思い、聞いてみた。
「午後からなら、朝までにメールに添付して送っておけば印刷しておいてもらえますかね?」
「ええと・・・できると思います・・・ただ・・・」
なんじゃい。ギリギリなのはお互い様だろう。
「明日おります××がですね・・・少々プライドの高い人間でしてね」
知らんがな。
そういう調整は内輪でやってくれよ。
そいつのプライドが高かろうとくだらなかろうと、バイトの娘に雑用をさっさと押しつける傾向があったとしても。
そんなの、外様のアタシにゃ関係ないじゃん。
こっちは開始までにお客さんに行き渡るだけの枚数が印刷されてりゃ文句はないよ。
悩んでる、助けが欲しい、話を聞いて欲しい、ってんならいくらでも応じますよ。
有料で。
可愛らしいお嬢さんからの相談なら無料もやむなし。
それはさておき。
たまにしか会わない私から見ても、担当者さんはお疲れのご様子だ。
「あー、ずいぶんお疲れみたいですねぇ」
取りようによってはちょっと嫌味成分の多い、スパイシーな私の言葉にも
「ええ、いやま、まあ、そうなんです。今もまだ学校の方にいるんですけどね。
ああ!だったら私、何で自分の携帯で電話してるんだ!」
知らんがな。
レジュメは自分で印刷して持ってくことにしました。
何か、可哀相になってきたもんで。
今回は、持ち出し多いなぁ。
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