日曜日のこと。
市内某所で、保育士さんの国試対策の授業をしてきた。
授業は滞りなく終了。
「質問のある方はどーぞ」
と言っても大抵はどなたもいらっしゃらないのだけど、少し遅れていらした方が、その間にどんな話をしたのかを聞きにきた。
おおう、真剣な方であるなあと思い、ご説明しました。
もちろん、簡単に、ですが。
一通り説明したところで、
「あの・・・もしも、なんですけど」
「はいはい?」
「親御さんの中には、お子さんの、今日の話に出てきたような・・・発達のことで悩んでる方がいらっしゃると思うんです。そうした方のご相談に、先生の方でのっていただくということは可能なんでしょうか?」
「えーと、診断、ということであれば、やはりお医者さんしかできないことですし・・・どなたか身近な方で、悩んでいる方がいらっしゃるのですか?」
「いえ、そういうわけではないんですけど」
うーん。
今ひとつ意図が見えてこない。
「何かこういった分野のことで相談したいことがあったら、先生の方に連絡させていただいてよろしいでしょうか?」
「うーん、ええと、ワタシ開業してるわけではないのでお恥ずかしいのですが・・・。何かお手伝いできそうなことがありましたら、こちらに連絡ください」
と名刺をお渡ししました。
連絡先が書いてあるだけの、シンプルなものですが。
「あ、すいません、私ったら。自分の方はお渡しもしないで」
カバンから名刺入れを取り出し、一枚下さる。
見てびっくり。
結構、てか私が知ってるぐらいだからかなりの大手の幼稚園の、とっても偉い方でした。
「ええ!?」
思わず声が。
「お恥ずかしいのですが、今からでも取ろうと思いまして」
そっかー。
とっても大きい団体がバックについてる(って書くとヤクザみてえ)ところだから、資格の有無と立場ってのは必ずしもセットではないのですねぇ。
新しいお仕事につながるとええのう。
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