仕事場へ向かう途中、リポDでも買おうと思ってコンビニに寄ったら携帯が鳴った。
はて、だれじゃい、と思って見ると、我々のお仕事を管轄するところからだった。
うう、よみがえる嫌な記憶。
前もこんな時期に急に電話がきて、その内容がとても屈辱的なものだったのだ。
今思い出しても腹立つし、いつか隙を見て、そういう状況に追い込んでくれた人の足元すくってやろうと思ってる。執念深いですな!
「はい」
「いつもお世話になっております。**の**でございます。先生にはいつも、この業務におきまして格別のご尽力を・・・・」
なんでもいいけど、挨拶長ぇよ。
長きゃ長いほど、怖いんですが。
「・・・・・、新年度の配置につきましても、現在調整中なんですが、」
やっと本題か。
「どうしても都合がつかないところが出てきまして、協議会の方にも要請しまして**人ほど増員をしたのですがなかなか都合のつく先生がいらっしゃらなくてですね、・・・・」
だんだんイライラしてきた。
「・・・のんたろう先生は次年度~などをお願いすることになっているのですが」
おおう、それを知りたかったのよ。今年は早いなー。
一昨年は3月も終わりの数日になってやと決まってたぐらいだし。
「・・・・、N先生にお伺いしたらですね、のんたろう先生なら、あるいは引き受けてくれるのではないかと」
飽きてきたのでさえぎる。
「えーと、つまり、派遣先を増やしていただける、ということなんでしょうか」
「えー、はい、お引き受けいただけたら」
「わかりました、やります」
「はい?あっ」
今年は良い電話だったわ。
有難や有難や。
しかし、N先生、なんで俺のこと知ってるんだろう。
N先生は偉い人だから俺は知ってるけど、こんな下っ端のことを、他の同職種の方々より暇な可能性が高いってことまでご存知なのは、正直不思議だ。
直接お話ししたことはないのですけどね。
暇人であることが方々に知れ渡りつつあるのか。
ちょいとお恥ずかしい気がしないでもない。
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