「ねーセンセイ、お小遣いちょうだいよ」
「なんで私が君らに小遣いをやらねばならんのだ」
「お腹すいてんだよー」
「知らん。身体は親に養ってもらいなさい」
「センセイ、今まで黙っていたけど、ワタシの本当の親は、実はセンセイだったんだ!」
「あ、あたしもー」
「私も!」
「じゃあアタシは腹違いの娘!」
今明かされる、衝撃の事実!
ってそういうのはフツー親の側から明かすんじゃないのか。
じゃあ何か、君ら俺が、ひい、ふう、みぃ・・・チッ、年齢的に不思議じゃねえか。
いやいや、そうじゃない。そうじゃないんだ。
これだけの子供が同学年にいるって、ありえなくないか?
三つ子とかでもなけりゃ、せいぜい二人だろ?
わざわざ断らなくても、全員腹違いだよ、きっと。
どうやら、過去のアタクシは、とっかえひっかえだったみたいですよ?
そんなにモテモテだったとは知らんかったわ。
妬ましい。
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