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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)08:02

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ひとまず

2008/03/06(Thu)00:47

入試を終えてきた生徒を迎える。

他の学年はいつも通り勉強してるが、3年生は自己採点と手ごたえの報告をするだけ。
面接が残ってる連中もいるが、我々の仕事はひとまずこれまで。

お疲れさん。


さて、出来具合はどうだったか。

やる奴らは、やっぱり本番でもやってのけるね。
きっちり、自己ベストを叩き出してくる。

どこかフラフラしていて、我々を心配させる奴らってのは、やっぱり心配した通りのことをやらかす。


自分のものの見方が偏っているからかもしれないけど、ある種の強さってのがあるかどうか、ってことなんだと思う。
目的を達するために何をどれだけしなきゃいけないのか。
そうするためにはどれだけ自分の持っているものを費やさなきゃいけないのか。
それらを極力高いレベルで実現してみせる。
そういう種類の強さ。

決して楽しいことじゃないし、誘惑も多い。
短期、というか一瞬だけならやれる奴はそう珍しくない。
一念発起して、明け方まで勉強したりするやつもいる。
問題は、それをどれだけ継続できるか、だ。一夜漬けじゃ、せいぜい定期テストまでだ。
大概は二、三日でいとも簡単に挫ける。「具合悪い」とか言って。

「生き残ろう」って生物としての本能さえ凌駕して、初めて「覚悟」ですよ。
無理が利かないなら、できる範囲で最大限の効率を目指す。
優先順位を考えて、後に回しても取り返せるものならためらわず後に回す。
どんな試験でも、落ちるとすんごく悲しいし、みじめなもんだと思うんだよね。少なくともあたしゃそうでした。それに比べりゃ大抵のお楽しみなんていくらでも後回しできると思うんですが。

受験勉強なんて、学校の勉強なんて、将来何の役にも立たない。
よく耳にする言葉ではあるけれどさ。
全く、ってことは無いと思うんだ。
積み重ねて、身につけた力ってのはどこで何やってても、きっと役に立つと思う。


あんまりグダグダと役に立つかどうか、意味があるかどうかを言い続ける奴には、京極夏彦の「塗仏の宴」のラスト近くで黒衣の陰陽師が言ってたセリフを突きつけてやればいいと思う。

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No.197|塾講師Comment(0)Trackback()

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