勉強しないド阿呆どもに蹴りをぶち込むという高貴なお仕事を終え、帰宅の途に就く。
同僚のM木先生を助手席に乗せて送っていく途中のことだ。
「のんたろう先生、調子悪いの長引きますね」
「ええ、もー週末なんてずっと寝てたんですけどね」
「薬とかは?」
「いえ、全然。阿呆みたいにみかん喰ってたぐらいで」
「あー・・・」
「?」
「もしかしたら、花粉症かもしれないですよ」
「へ?」
年がら年中グズグズしてるので、今更花粉症とか言われても。
「花粉症って、あれじゃないんですか。呼吸器系とかの粘膜とかがヤられるんじゃないんですか」
「ええ、そういうのもあるんですけど、そうじゃないのもあるらしいんですよ」
「へ」
「北海道は雪降ってない間はずーっと、この時期はこの花粉、この時期はこの花粉、ってあるみたいで」
「はあ」
「花粉によって症状が全然違って、頭痛起こすのもあるらしいですよ」
「うえぇ、知らんかった」
「風邪薬飲んでも全然効かなくて、調べたら、ってこともあるらしいですよ」
全くもって、驚きである。
「のんたろう先生、アレルギー体質みたいだし」
「そうなのかな!」
「土曜の稽古の後、調子良かったって言ってましたけど、あの日って冷え込んでましたよね。冷えた日って花粉症の症状が弱まるって言いますし」
「おお!」
首筋から後頭部にかけて、鋼鉄の固定具でも埋め込んだかのようなこの痛み、風邪じゃなかったのか!
いくらビタミン類を摂っても全然効果ないし、歳のせいにしても酷いなこりゃ、って思ってたけど、全然別物だったんなら効かないのも道理だよな!
「いっそのこと、確かめるのに身体にものすごい負担かけてみるのもいいかもしれませんよ」
「ああ、風邪なら悪化するけど、アレルギーなら変わらないだろうしね」
「アレルギーだって分かったら、少し気が楽になるんじゃないですか。病気とか、ストレスとかじゃないんだから」
「くくく、そうねぇ。ホントは免疫能力の過剰反応だから、結構大事なんだけど・・・・あれ?」
「どうしました?」
「なんか、楽になってきたよ!」
楽になる、と言われた途端に、本当に楽になってきた。
流石に完治とはいかないが、後頭部全域に打ち込まれてた固定具が、ボルト数本残して取れちゃったぐらいの感じ。ワードナの迷宮でスカルダによって怨念を向けるべき相手を見つけ、祓われた妖刀村正もかくやの爽やかさ・・・・って書いても誰も分かるまい。
自分が言葉に縛られやすい体質だってのはある程度承知してたけど。
どれだけ阿呆な身体だ。
まだ咳はちょと出るけどね。
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無題
2008/04/15(Tue)23:38
せんせーそんなんじゃ
そのうち高い壷とか買わされちゃうよ!笑
お大事に!
ってか病院いったほうがいいかと!
にしても似顔絵、すごいwww
リアルに再び爆笑したっw
No.1|by ごんざぶろう|URL|
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