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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/07(Wed)22:39

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解釈

2008/07/08(Tue)00:33

昔から、「人を呪わば穴二つ」とか言いまして。

意味はそう難しい話じゃなくて、仮に誰かの死を願うとする。
願いがかなえば、相手は死ぬわけですな。
やは、邪魔者はいなくなった、目出度し目出度し。
それでは例の件を進めましょうかね、と行きたいがそうはイカのナントカで。
初等物理学の「作用反作用の法則」でもあるかのように、呪いをかけたほうも間もなく死んじゃう。

かくして以前には必要の無かった「墓穴」が二つ、新たに掘られるという次第。


これにはいくつか解釈が考えられて、ひとつはオカルトな解釈。
呪詛というものにそういう性質があって、その道(どんなだ)の人は防御のための用意をあらかじめしておく。
ファンタジー系の物語やゲームなんかでもそういう設定はありますな。

もうひとつは道徳的な枷。
人を呪うなんて不道徳なことやっちゃいけません。なぜならあなたも死んじゃうんだから。
そういう考え方を広めることで無用な不安が広まらないようにする、というもの。
絵本の「ねないこだれだ」ってのもそんなカンジでしたな。
あたしゃガキの時分、マジであれ怖かったッスよ。
まあそれは置いておいて。

そんな感じで理解していたのですが、ちょっと面白い考え方を読んだので、メモ代わりに。


404 Blog Not Foundより
「幸福の第1原則」
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51077235.html
「人の幸せを一度呪うと、君には三つの訴状が届くことになる。一つ目は、呪った相手から。二つ目は、それを見かねた人々から。そして最後は自分自身から。一人称、二人称、三人称の全てを君は敵に回すことになる。」

にゃるほどね。
一度に3種類の敵を抱え込んじゃうわけだ。
そら長生きできんわ。



幸せ、ということに関してついでに書けば。

「イリュージョン」て小説があってね。リチャード・バックって人の。
この本の冒頭、イントロダクションの節だけでも読むと面白いと思うんだ。
初めて読んだとき、しばらく開いた口がふさがらなくて、それからしばらくけらけらと笑ってたよ。

もひとつオマケに。
「魍魎の匣」。もちろん京極夏彦だ。
映画でなくて、原作の方ね。いや、映画も面白かったけど、この部分はそぎ落とされてるので。
世間でどう語られてるかは知らないけど、私はこの作品は「幸せ」についての思考実験(とでも言うのかな?)だと思ってる。不気味な描写はたくさんあるし、どうにも遣る瀬無い話ではあるんだけど。
幸せというものの再定義を促される話なんじゃないかと思ってる。
ちょっと大げさかな?

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No.288|雑記Comment(3)Trackback()

Comment

無題

2008/07/08(Tue)08:01

呪わば穴二つは、私が見聞きした情報によると
呪いをかけるときは基本自分にも返ってくるからだそうですよ。
まあ返ってこない方法もあるみたいですがね。

依頼された場合も呪詛師達が本格的に呪詛をしても
呪いの気の元は依頼者のものを使っているので
呪詛師には返ってこず依頼者に行く。
呪詛師は大砲の筒を持っているだけという話です。

にしても何か呪いたいことが?

No.1|by かよ|URLMailEdit

ねえよ

2008/07/09(Wed)14:14

そりゃあ「悪意があれば何でも出来る団」のメンバーでもありますがね(嘘)。今更特に呪いたい相手は無いです。嫌なら逃げればいいし。

呪詛師が超常能力を持つのか、単にアシのつかない方法での暗殺技術に長けているのかは知ったことではありませんが、「依頼者にいく」云々はそりゃあ恐らく口封じの防止でしょう。

手前ェの手を汚さずに人を殺そうなんて連中は総じて心配性ですから、「次は自分に向けられるのでは?」とか「コイツがいつ今回のことをネタに自分を脅しに来るか」とか考えると夜も眠れなくなっちゃうわけです。

だったら、片付けてしまえ、と。

そこで呪詛師の側は言うのでつ。
「私を殺せば、返ってきてる呪詛を留める手段がなくなりますよ」
依頼者が戸惑ってる間に、逃げるとか別の方法で(まあ呪い直してもいいでしょうが)元依頼者を殺しちゃうんでしょうね。


ああ、それを第3者から見たら、
「人を呪わば穴二つ」
ってことになるのか。

No.2|by のんたろう|URLMailEdit

無題

2008/07/09(Wed)16:40

さーそういう話は聞きませんでしたけどね。

にしてもさもそれが本当かのように語りますねー。
想像で話をしていると思えないです。
裏がとれているのかしらね?

まっ、知らぬ世界なので私はわかりませんがね。

No.3|by かよ|URLMailEdit

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