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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)10:12

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ダメな呑み方

2008/11/03(Mon)04:37

ぐだぐだと書き連ねていたら、ちょっとどうかと思う量になった。

内容も、おそらく読んでて気分のいいものではないと思うので、たたんでおきます。

そのうち消すかも。

 

翌日の授業の準備がちいとも終わらんのを投げ出して、いつもの焼き鳥屋に呑みに行った。

結婚して依頼とんとご無沙汰だったM野氏が来てた。
奥方が所用で留守なのでちっとばかり羽を伸ばしに来た、ってことらしい。



隣に座り、最近のコトなんかをお互いに話し合う。
私は引越しをしたこと、M野氏は勿論新しい家族のこと。
結婚は良いぞ、朝起きるとゴハンと昼のおべんとが用意してあって、家に帰ってくるとナント明かりがついているんだ、さあ貴様も今すぐ結婚するが良い、相手がいないのならホレ、何度かここで会ってる母子はどうだ、オレがとりもってやる、なに礼には及ばぬ遠慮もいらぬ、と酔いに任せて色々と言ってくる。

んー。

飯なんざ自分でどうともできるし、どうしても食いたいものがあれば外で食うし、部屋が暗けりゃ明かりを灯せばいいのです。何より嫁もらって生活築けるほどの収入の当てが無い。それなりに食えてはいるが、毎年毎年「来年どうなるもんかね?」とか思ってなきゃいけない状態じゃあお話になるまい、と丁重にお断りする。

まあお互い酔っ払い同士だから、あんまり建設的な会話にはならない。
M野氏も酔っ払いのご多分に漏れず、同じ話が何度もリフレインする。

この辺で席を移っときゃよかったのかな、と今は思う。

いやまあ、同じ話の繰り返しなんか聞き流せばいいだけなんで、どうでもいいんですけどね。
M野氏に迂闊に女性を紹介してもらおうものなら、とんでもなくおっかないご婦人を押し付けられかねない気がするので、女性がらみの話は避けたかったんですけど。
終いには一々断るのが面倒になってきて、
「今まで黙ってたんですけど、僕、実はロリだったんです。S幌市囲炉裏の会で幹事やってます」
「いやいや、ウチの嫁は恥ずかしがり屋で、モニタの中から出てこんのです」
とかテキトーな返事してました(事実無根ですよ、念の為)。


私たちが座ってたカウンターの、反対側の端っこに、D輔くんとF澤氏の姿が見えた。
D輔くんが来てたのは知ってたけど、まあ野郎に興味は無いので放っておいたんですが。いつのまにかF澤氏が合流していたみたいだ。

一ヶ月ぐらい前にもなるだろうか、F澤氏はわざわざオタク話をしたいがために、私がいつもいる時間を狙って来てくれたのだ。だがしかし、ズボラな私は風邪引いて寝込んでしまっており、待ちぼうけを食わしてしまった、なんてことがあったのだ。

この日も忙しい中、きっと時間をやりくりして来てくれていたのに違いない。
んー、期待には応えたいなあ。
M野氏、そろそろ帰んねえかな、とか失礼なこと考えてたら、待ちきれなくなったF澤氏が私の隣に移ってきた。
「ども、F澤と申します!のんTさんとはこちらで知り合いにならせていただいた者でして、M野さんの噂も何度も伺っております!」
うを、物凄い低姿勢だ。そうか、生粋の体育会系ってのはこういうものなのか。アタシみたいなナンチャッテ体育会系とは違うものなんだねぇ。

「んお、そうか、君は、仕事は何をやってるのかね?」
あれ、何か偉そうに受け答えしてる。普段はそんな感じじゃないのに。いやまあ、M野氏はオレより年上だから良いっちゃ良いんだろうけど、ね。ただまあ、のんびり呑むのにはあんまり相応しくない感じがするなあ。

「のんTさん!『キャシャーン』の新しいの、観ましたか?」
「タツノコの?あー、何か新しく作るって話は聞いた記憶が。実写のじゃないんですよね?」
「違います!ご覧になったんですか?」
「ええ、友達と観に行って、微妙なツラして帰ってきました」
「是非!新作の観ていただきたいんです!そして、語り合いたいんです!」
「おおう!それはまた」

「『キャシャーン』と言えば!」
私とF澤氏の会話を断ち切るように、M野氏が話し始める。
「人間社会への批判が良かったよね」
ん?
別におかしいことを言ってるわけではないのだけど、妙な違和感を感じる。M野氏はこの辺の話は専門じゃないはずだし、何より人の会話遮ってまで話すほどの内容じゃない。

この人はエラく酔っ払ってるんだ、と思った。

しかしまあ、飲み屋で酔っ払うのはおかしいことじゃないし、まあ3人で楽しく呑めればいいか、なんて私の考えは、コーラに砂糖を入れて煮詰めたみたいに目茶目茶甘かったみたいで。

会話が成り立たないのだ。

振られてもいない話題をかっさらった上に別な話をする、否定しかしない、他人の話を聞かない。
形の上は成り立ってたのかもしれないけど、そこにいた私とF澤氏はちいとも楽しくない。F澤氏はそれでも頑張って受け止めようとしていたし、もしかすると「接待モード」ぐらい起動してたかもしれない。
M野氏はF澤氏キライなのかな、とも思ったけど、私の知る限り嫌われるタイプじゃないし。

どうしたらいいかなんて、私にだって分からん。
雰囲気は徐々に険悪になって行く。
マスターはF澤氏のフォローに入ってる。


「男と女の間には、何があるかなんて分からないんだからさっさと結婚しなきゃー」
ちなみにF澤氏も独身ね。
「ウチは大丈夫です」
「何年つきあってんの?」
「12年です」
長っ!
「それでも分かんないよー」
「大丈夫です」
F澤氏の雰囲気も、少し頑なになってきた。そらそうだわな、銭もらう相手でもないのに、いつまでも接待モードは使ってらんないだろう。

「オレなんか」

ああ、M野氏あの話出す気か。

「長く付き合った女、死んでるもん」
「!」

あちゃあ。
死人の話、出しちゃダメだろう。死人はある意味最強のカードだから。
何もできないけど、全てを無効化する。
何もかも、だ。


かくして変な緊張感に満ちた場もお終い。
さしものF澤氏も力尽き、元いた席の方に戻って行った。
M野氏に聞こえない位置で、こんなことをつぶやいてるのが聞こえた。
「M野氏、苦手だぁ・・・」
この期に及んで、まだ言い回しに気を使ってはる。もっとダイレクトな物言いしてもいいとこだと思うぞ。
てかオレもフォローしろよな。


何だか悲しい気持ちになってきた。
友達が嫌な思いしてるのに何にもしない自分の不甲斐なさとか、そんなこと全く気にしないで横で延々と同じ話を繰り返してる酔っ払いの相手をしなきゃいけない状況とか。

「年齢+15万は毎月もらわないと、足りないよね。奥さんを専業主婦にしておけないよね」

あのさあ、さっき、オレの年収聞いたよね。
アナタの年収も教えてくれたよね。
オレの、1.5倍あったよね。
それでも足りないデスか。
うん、家族を養うということは、それはそれは大変なことなんでしょう。
それはよく分かった。
だから、嫁をもらう云々は、自分には無理だって言ってるし。
それなのにワケの分からん女の話されても困るし。

「年齢+15万」

うん、分かった。
それもう5回目。
もっとか?

この人は、オレがどんな思いして働いてるかなんて、ちっとも考えちゃいないんだろうなあ。
言ってないから仕方ないのかもしれないけど。
「言わない」と「存在しない」とが全然違うってことなんて、ガキでも分かることだろ?
まあ酔っ払いにそんな期待しても詮無いことですが。

もー面倒になっちゃった。
言うか。


何の話題だったかは忘れた。職場の状況がしんどいとか、それでも頑張ってるとか、そんな話だったと思う。私の仕事の一つである塾講師なんかは年度の途中で投げ出せないよね、とか言われたんだったかな?

「逃げます」
「え?」
「ダメだと思ったなら、投げ出して逃げます。当ったり前じゃないですか」
「それは・・・」
ああ、やっと表情が変わった。

「・・・のんT(私のことだ)って、意外と・・・」
「意外も何も、誰が助けてくれるって言うんですか?」
「そりゃ勉強したりさ、力つければ」
「そりゃあんたが頑丈だからですよ」
「が、頑丈かなあ・・・」
「頑丈です(きっぱり)。僕ら頑丈でもなけりゃ、オス度(?)も低い生き物は、頑張ってたら死んじゃうんです。死んだ後、誰かが助けてくれるんですか?」
「いや・・・」
「ええ、スゴイですよね。さっきうかがった年収。僕にはそこまで稼ぐことはできません。アナタの今の年齢になったとしても、そうはいかないでしょう。で?年齢+15万ですか?ええええ、全然足りませんとも。だから嫁だのそういうのは無理だ、と何度も申し上げています。恐らくこの先もそんな稼ぎは無理でしょう。でもね、そうじゃないんです。詳しくは言えませんけどね、仕事で会った人の中に、僕なんかと関わったことを感謝してくれてる人がいるんです。僕なんか、とですよ?会社員だったころにはそんなこと、絶対無かった。いつも他人の尻拭いみたいな仕事ばかりしてたのに。だから、今みたいに感謝してくれる人が一人でもいるなら、もちろんそれ以上に失敗もしてると思いますけどね、意地でも、どんなことしても生き残って仕事しますよ」

流石に逐語録とまではいかないけど、こんな感じのことを一気にまくし立てました。
こうして書いてみると、勢いはあるけど内容は支離滅裂ですな。
キ印と言っても過言ではないかも。
ええ、酔っ払いですもの、こんなモンです。

たぶん、迎撃モードになってたんだと思う。
踏み込んできたら打つ、動いたら打つ、当たったら更に打つ、とかそんな感じ。

M野氏がどんなリアクションしてたのかはあんまり覚えてない。
なだめられてたのは何となく覚えている、かな。
「ほらほら、のんT、焼酎のボトルに書いてあるじゃない。笑って笑って」
バイトのMちゃんが私の焼酎のボトルに色々と落書きしてくれた中に、「ハッピースマイルニコニコのんT」みたいなのがあって、それを指してそんなことを言ってたような。余談だけど、ボトルの落書きの出来が大変にスバラシイので、Mちゃんには10点差し上げようと思う。いりませんかそうですか。

「のんTは、やりたい仕事にちゃんと就いて、頑張ってるよね!」
ってのは、3回以上は言われてたと思う。

まあその辺は兎も角。
物凄い目つきでまくし立ててたのは間違いないんでしょうな。

マスターには呆れたように「何そんなに熱くなってるんですか」って笑われるし。
照れ隠しに「M野さんの態度が酷かったんで、キレてみました」って言ってみた。
するとM野氏がそれに続けて「うん、オレはね、それにキレ返してた」って。

・・・それは気づかなかった。



閉店近くなってお客さんも少なくなってきていたとは言え、お店にとっては実に迷惑な客だったと思う。
いい歳して、キレるとかそういうのって、実にみっともないです。
反省してます。

何やってんだかー。

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No.325|雑記Comment(4)Trackback()

Comment

無題

2008/11/04(Tue)02:34

全然いいと思いますよー。
たまになら…ってもちろん私が言う事じゃあないんだろうけど。
のんたろうさんも普通の人だなーと
思いましたんで、ね。
親近感が沸きましたって言ったら違うかな。
失礼かな。

まーあの、私のコメントなんかは
構わずスルーしちゃって下さい。

ちょっとお喋りしたくなっただけなんです(´ω`)

No.1|by ぬまたろう|URLMailEdit

無題

2008/11/04(Tue)12:02

いやはや。
そう言っていただけると、ちょっとホッとします。

と申しますか。

そりゃ普通の人ですよ、あんまり自身は無いですが。
なんか買いかぶられてたのかな、だめ人間っぷりは比較的良くご存知だったと・・・。
とここまで書いててふと思う。

真っ当な人間と思われていたのではなく、もっともっとダメな人間と思われていたのではないのか?
「そっかー、酒呑んでエキサイトするだけで済んだのかー、殴り合いの喧嘩はしなかったのね、まだマトモなところもあったんだー」
とかなんとか。

だったらどうしよう、と思わなくも無いが否定する根拠も無いんで「それもまた良し!」と空威張りしてみる。

こんな地の果てまで、いつも見に来てくれてありがとう。
コメントしてもらえるのも嬉しいです。
メールでも何でも、適当にどうぞ。
私のほうもテキトーにお返事致しますので。

No.2|by のんたろう|URLMailEdit

無題

2008/11/05(Wed)10:08

どうも、噂のMです(・∀・)照

落書き喜んでいただけたみたいで‥光栄だわあヽ(´∇`)/

ポイントも有り難くいただきます(^O^)

No.3|by まろたろう|URLMailEdit

無題

2008/11/05(Wed)23:30

おおう、ようこそ「まろたろう」さま。

いつもお世話になっております。
どうにも私の周りは「M」のつく方が多くて書き分けに難儀しておるのですが。
今後、ここで書かせていただく際には「まろたろう嬢」と呼称させて頂きます。
イヤだったら言ってくらはい。変えますので。

グダグダした文章ばかりですが、宜しければまた読んでやっておくんなましー。

No.4|by のんたろう|URLMailEdit

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