ナニやらいつもの体育館がいっぱいらしく、別の区民体育館に向かう。
先客の空手の先生にご挨拶して端っこを使わせていただく。
野放しのカラーテキッズとお母さんズとは違い、こちらでよく会うこの伝統派(正統派?)の空手の先生は、挨拶したら気持ちよく使わせてくれるし、弟子の小学生をキチンと見ていらっしゃるので実に有難い。
心眼流の素振りと型を一通り。
振り回す腕を斬撃のレベルまでもってくのが心眼流だって聞くけど、道は遠い喃。
そう思ってんなら毎日素振りしなきゃねぇ。
M氏と遅れてきたAくんの二人に、柔道の技「腕返し」を教えていただく。
・相手の右袖を右腕で取り、左手で右襟を取る。
・左腕を返して襟を引き下げ、相手の頭を下げさせる。
・右腕を腰から背中に抜けるよう押し付ける。
・相手の足元に体を投げ出し、相手を前転させるように転がす。
・すぐさま起き上がり、寝技に移行する。
コツとしては、引き下げた襟を、ちょうどタスキか背負いヒモの様に脇に巻きつけるように返すこと。巻きつける軌跡をそのまま延長するように力を加え続けること。そうすることで頭は下がるし、前転させる運動を作り出せる。前転の補助をするようなカンジらしい。
相手の安全を考えればこのやり方だが、襟を脇に巻きつける代わりに肘を攻めれば、多分「コリッ」と肘か肩のどっちかがイカれると思う。本来はこっちなんだろうね。
「引く」動作に力をどう込めるかがよく分からん。
「立ち方が空手だ」と言われても、どう違うのかがよく分からん。
難しいけど、楽しいねぇ。
M氏の稽古相手として「一本背負い」の打ち込みをやる・・・ハズだったんだけど。
怖ええよ!背負い!
打ち込みだから、フツーに立ってなきゃならないのに、怖くてついつい腰を落としてしまう。
まあちょっと腰を落としたぐらいじゃ防ぎきれるものじゃないんですが。
担がれた瞬間、全身が恐怖のあまり硬直してしまう。
このまま投げられたら、絶対受身しそこなって怪我する!
と思ったんで、担ぐとこまでで泣いて謝って勘弁してもらいました。
実際には腰の高さから前転するだけなんだけど、感覚ではM氏の肩の高さぐらい(160センチ近く?)から落とされる感じがする。
大東流だと「転がされる」ぐらいの感じだから、ずいぶん違うもんだなあ。
少しずつでも慣らしていかなきゃねぇ。
久しぶりに、打撃へのカウンターの稽古もしたんだけど。
いつぞやAくんの回転肘打ちと真っ向からぶつかり合った右拳がまだ痛い。
胴体の防具を試しに打ってみたら泣きそうになった。
・・・あれ?もう何週間か経ってんのに。もしかして、骨がどうにかなってたのかな?
あれえ?
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