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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/07(Wed)00:04

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仲裁

2007/09/27(Thu)00:33

私が勤めている学習塾は、何度も書いているが、半個別、とか準個別、といったスタイルで勉強をさせている。

講師の私を取り囲んで、数人の生徒さんが各々のペースで各々のテキストを進める。

分からなかったらその都度私に質問する、できたら私に提出して採点してもらう、といったカンジだ。


所詮中学生。

彼ら彼女らの集中力は、ウスバカゲロウより儚い。

難しい問題の採点でちょっと目を離すと、時には離さずとも、すぐにおしゃべりを始める。

そんな時は有形無形の各種圧力(婉曲表現)をかけ、再び学習に集中していただく(さらに婉曲)。

とは言っても、時には30冊以上の採点すべきテキストを抱え込まざるを得ないこともあり、いつもいつも学習に集中できる環境を作り出せているわけではない。

ええと、注意ばっかしてたら、仕事になんないし、何より疲れるのですよ。

で、ほっとくとどうなるか。

調子に乗るのだ。

さらにまた、色気づく時期でもあるし。

仲のよい男女で突っつき合いを始めたりする。

あー、こらこら。塾でいちゃつくな、ばか者。

女の子が男の子をぺちぺち叩く。今度は男の子がぺしぺし叩く。

「やーん。××ちゃんに、叩かれたー。せぇんせぇー(ハート)」

知るか、オレ様ちゃんは忙しいのだ、としらばっくれるわけにもいかない。

放っておけば、さらに騒がしくなるし。

かと言って、まともに取り合うのも馬鹿らしい話だし。



「イスで殴れ」

「はい?先生、何て?」

「だから、叩かれたんだろ?イスで、殴り返せ」

「センセ、それひどくない?オレ、手でペシってしただけだよ?」

「体格差もあるし、ちょうどいいぐらいじゃない?さあやれ。今すぐやれ。
 相手がその気になる前に、徹底的にダメージを与えてしまうのがコツだ。
 さあ、イスを持て」

「うふふ」

「いや、”うふふ”じゃなくて」

「防御したら、オレが後ろから蹴るから」

「なんで先生参加するのさ」

「なんだ、やらないのか。・・・だったら勉強してろ」



こんなカンジのやり取りで、10分くらいは静かになるかな。

参加しつつ、状況を台無しにする方向へ話を進める、それがこの道数年で身につけたテクニックでゴザイマス。
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