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日々の暢気眼鏡

日々の出来事を針小棒大に語る

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2025/05/06(Tue)03:19

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合わないと対等

2007/08/20(Mon)03:17

いつもの焼き鳥屋で晩飯。

マスターとヨタ話をしていたところ、店の奥から「お先に失礼します」とバイトの女の子が。
ちょいと顔をみると、目を真っ赤にして、ついさっきまで泣いてました、って感じ。

あいさつ自体は元気にしてたので、こちらは泣き顔には気づかなかったフリをする。

で、その子が出てった後、マスターと、少し遅れて奥から出てきた奥さんに話を伺う。

――――――――――

「辞める、って前から言ってたんですけどね・・・ちょっと、お説教をしました」

仕事のできる子ではない、というところまでは何となく聞いていたけど、そもそも私がよく行く時間にはシフトが入ってないこともあり、あまり面識は無い。
放射線関係の専門学校生だとか。

「”マスターと合わない、だから辞めたい”って言ってたんですよ」

確かに比較的キツイ物言いをするマスターではあるし、要求される仕事も結構難しいだろうとは思う。
片手間でやるバイト、と考えるとキツイものがあるのかもしれないけど、将来何をやるにしても役に立つことを色々と教われる店だと思うんだけどねぇ。
ましてや、マスター夫妻はひとり暮らしのその子のことを気づかって、ご飯を食べてないと聞けば食べさせてやり、実習があるなら休ませてやり、とずいぶん気をつかっていたらしいのですが。

まあ、お育ちが余程お宜しいのか、他人の気持ちなんかにあんまり頓着しない子だったようですな。

色々しでかした話を聞いたけど、面倒だから割愛。
人が自分のためにしてくれてることを、何の気なしに踏みつけにして、特に気にしないでいた、ってことらしい。
私が雇用主なら、きっともっと早い段階で泣かした上に蹴り出してたことと思う。



「バイトうまくできないで辞める、っていうことは、言わば挫折じゃないですか。今後の人生で、それが悪い影響与えなきゃいいんですけどね」

なんてマスターは言っていたけど、あたしゃキッチリ負けを認めて落ち込めばいい、と思う。
「もう少し優しく教えてもらえれば」とか「もっとスタッフの多い店だったら」とか、あれこれ言い訳をつけて自分を変に納得させない。
で、いっそのこと

「アタシは人づき合いや接客という面ではダメのダメダメ。だからこそ・・・」

と、自分の能力にある意味見切りをつける。
大事なのはその後。
だからどうするのか。

そのジャンルに関しては、人の数倍研鑽を積む、とか。
そのジャンルを避けて、全く別な、得意なジャンル(あればいいけど。くすっ)に進む、とか。

がんばればどうとでもなる、という信仰も悪いもんじゃないけど、そりゃ無限の時間と無限の資源があってこそのものだと思う。我々凡人には、時間も資産も一定以上与えられていないのだから。



「オレ、合わないって言われたの、初めてだ」

と何度もつぶやくマスター。よっぽどショックだったらしい。

励ます意味もちょっとだけこめて、二人に聞いてみた。

「合う合わないって、対等な関係ではじめて使う言葉ですよね。いつのまに対等になったんですか?少なくとも被雇用者が雇用者に向かっておおっぴらに使う言葉じゃないですよね?」

根源的な話では、人は平等なんだろうけど。
単に業務進行上の話なんだから、そこにはキッチリと上下関係があって然るべきだと思う。


笑ってもらえたので、少しは元気になってもらえた、かな?かな?
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